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2010年6月 3日 (木)

演劇:モナカ興行第8回公演『木をめぐる抽象』

   作      フジノサツコ 
   演出     森新太郎

   会場     こまばアゴラ劇場
   公演     2010年6月2日(水)~8日(火)、詳細要確認
   鑑賞     2010年6月2日 17:35~21:00(休憩なし)

 

 『満ち足りているはずなのに誰もが小さな幸せを守るのに必死。この幸せは意外と脆い。一歩も踏み出すことのできない危うい刃の上に座っている。優しい人間なんていない。頑張って幸せが手に入る訳ではない。今の小さな満足を守ることに必死。それでも何か明るいという事は時に必要。夕暮れなどは場所を選ばず踊り出す(案内より)』。

 見終えてあまり良い気分になりませんでした。
 ただし、演出・役者が悪いと言うわけではありません。切り取られた状況が、あまりにも的確だったからです。私(たち)は、かなり意識的に小さな幸せを守ろうとしていることを、正面きって指摘されるからでしょう。

 多くの人にとってもっとも身近な話題と思います。私は来し方を振り返ってどうであったかと。

 ダンスが2回挿入されました。初めは中間に挿入され、鬱屈した気分を表現したようでした。女性一人で、極めて短いものです。終了間際は数分続きました。四人、途中から五人、全て女性。
 振り付けの基本は、いずれも同じようでした。椅子に座って、髪の毛を振り乱して。「ローザス」が何となく思い浮かびました。

 以下、多少内容に触れます。

 新卒説明会を開く会社、その会場設営を請け負う会社。前日から当日、その間の人間模様を描きます。

 手堅く進めればそれほど難しい仕事ではありませんが、関わる人の思惑が絡みます。

 800人規模の設営を予定するが、1000人必要ではないか。受付は横長を予定するが、左右に分けた方が流れがスムースではないか。設営を任せた女性に上司は不安をよぎったか、アシスタントと言う名で経験者を付けると。

 各々が善意の提案を行ない、それを正しいと思うが、責任は伴わない。ささやかな出来事の積み重ねの行く末は。それに不倫や家族別居の話が絡みます。

  (2010年6月3日記録)

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