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2010年6月 2日 (水)

常識って!?:大手メディア論調の一様性(2010年6月2日)

 定期的に参照するブログ「内田樹の研究室」は、最近、接続できない状態が頻繁に発生します。

 「基地問題再論」が掲載された後からと思います。切れ味の良い論調が、一部の方の不快を買って攻撃を受けているかと思っていました。

 本日の「思考停止と疾病利得」の冒頭で次のように書いています。

 『政治向きのことをブログに書くと、しばらく接続が困難になるということが続いている。べつにサイバー攻撃とかそういうカラフルな事態ではなく、一時的にアクセスが増えて、「渋滞」しちゃうのである。
それだけ多くの人が政治についてのマスメディアの報道に対してつよい不信感をもっており、ミドルメディアに流布している現状分析や提言に注目していることの徴候だろうと私は思う』。

 攻撃を受けたわけでないとのこと、アクセス集中によるリソースの問題なら仕方ありません。さらに次のように書いています。

 『今回の普天間基地問題をめぐる一連の報道によって、私は日本のマスメディアとそこを職場とする知識人たちはその信頼性を深く損なったと思っている。
新聞もテレビも、論説委員も評論家も、「複雑な問題を単純化する」「日本の制度的危機を個人の無能という属人的原因で説明する」という常同的な作業にほぼ例外なしに励んでいた。
私はその時代を知らないけれど、「大政翼賛会的なものいい」というのはたぶん同時代の人々にこのような種類の徒労感を及ぼしたのだろうと思う』。

 うなづけるものがあります。新聞・TVの大手メディアの論調とブログ・ツイッタの論調に異なるものがあると感じています。正反対ということではありません。大手がおおむね一様であるのに対して、ミドルは多様であると言ってよいでしょう。

 大手のみを情報源とすると、ミス・リードされたとしても判らないだろうと思います。1時間ほど前、鳩山首相の辞意表明がありました。大手に追い込まれてしまったと思っても、あながち的外れではないでしょう。

 時間があれば「思考停止と疾病利得」を読んで下さい。

  (2010年6月2日記録)

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