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2010年5月22日 (土)

音楽:神奈川フィル第263回定期演奏会

  指揮  ロッセン・ゲルゴフ

  独奏  仲道郁代(pf)

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  池辺晋一郎  :照葉樹林 ~弦楽オーケストラのための~
      ショパン   :ピアノ協奏曲第2番ヘ短調
      ショパン   :ノクターン20番(ソロ・アンコール)
       (休憩)
      ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調「田園」

  会場  横浜みなとみらいホール(1階29列24番)
  公演  2010年3月12日19:00~21:00

 

 指揮のロッセン・ゲルゴフ、1981年ブルガリア生まれ、まだ30歳に届かない。エネルギッシュな指揮ぶり、指揮台の上で跳び上がり落ちた時に音がしたほど。それぐらい大きなアクションで振りとおしました。若さが前面に出ていると感じました。

 ロッセン・ゲルゴフは2009年に群響を指揮しているので、今回が初来日ということではありません。神フィル定期の後、京都市交響楽団。12月に大阪センチュリー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団を指揮する予定になっています。これから各地で聴くことができると思います。詳しくは公式HP(日本語あり)を参照願います。

 「池辺晋一郎:照葉樹林」は1995年作品、音のクラスターが次々に湧き出る感じですが、印象的な旋律がでてくることはありません。多少聴きなれない音が響きますが、特異な奏法はありませんでした。録音だとつらいこともありますが、生なら現代曲もおもしろい。
 作曲者にしてみなとみらいホール館長の池辺晋一郎が会場にいて、祝福を受けていました。

 「ショパン:ピアノ協奏曲第2番」、1番に比べてなじみが少ない。音は固まって聴こえた印象が強い。曲のせい、音のバランスもあるでしょうか。もやもやした思いが残りました。
 ソロ・アンコールにノクターン20番、全体的に力強さがみなぎった一夜でしたから、実に繊細な印象でした。機会を探してソロ・コンサートを聴きたいです。

 「ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調「田園」」、少し早いと感じましたが、時間は楽章間を含めた41分ほどでしたから平均的。繰り返しなど細かくは判りませんが。明るい感じで力強い「田園」でした。もう少しくすんだ、しっとりした感じも良いと思いますが、まだ若いですから先のことでしょう。とにかく元気な「田園」。

 

 昨シーズンから定期を聴いていますが、その間に他オーケストラを聴いたのはブリュッヘン・新日本フィルだけです。他オーケストラを聴かないと、神フィルの特徴が判らないかもしれません。追々、足を向けましょう。

   (2010年5月22日記)

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