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2010年4月24日 (土)

美術:ランキングで楽しむ石橋美術館(2010年4月18日)

  会場    石橋美術館(福岡県久留米市)
  会期    2010年1月5日(火)~2010年4月18日(日) 終了
  休館日   月曜日
  開館時間  10:00~17:00、入館は16:30分前まで
  入場料金  一般:500円
  鑑賞日   2010年4月18日
  公式HP  http://www.ishibashi-museum.gr.jp/

 第13回久留米つつじマーチ第ニ日20kmコース完歩後、ひと休みして石橋美術館に向いました。会場から徒歩5分ほど、西鉄久留米駅からでも徒歩10分ほどです。

 石橋美術館は、石橋文化センターの中心となる施設。ちなみに東京・京橋のブリヂストン美術館とともに、財団法人石橋財団の運営下にあるそうです。

 石橋文化センターは、(株)ブリヂストンの創業者・石橋正二郎が、1956年、郷土久留米市に寄贈した公共福祉と文化向上のための施設群。美術館の他に石橋文化ホール、石橋文化会館、日本庭園。その他、市民図書館、視聴覚ライブラリーや文化センター共同ホールなどが設置され、一帯は市民の文化や憩いの場になっているようです(写真は美術館正面および背面、背面のほうが実際の色に近い)。
Img_1129 Img_1131

 

 当日は企画展の最終日でした。かって実施した来館者へのアンケート結果などにもとづき、石橋美術館のコレクションをランキング形式で楽しんでもらおうという趣旨でした。これが実に興味深かった。

 例えば、作品ランキングのベストテンは以下のとおりです。

   1.針仕事・黒田清輝
   2.海の幸・青木繁
   3.放牧三馬・坂本繁二郎
   4.水浴の前・岡田三郎助
   5.麗子像・岸田劉生
   6.コルトヌリ(靴屋)・佐伯祐三
   7.横たわる女と猫・藤田嗣治
   8.瀑・中丸精十郎
   9.天平の面影・藤島武ニ
   10.素朴な月夜・古賀春江

 私は静謐な感じのする作品が選ばれていると思いましたが、如何でしょうか。久留米市民(とは限りませんが)は静かな作品を好むと思いました。収蔵品の傾向も反映しているのでしょう。

 画家のランキングは以下のとおりです。

   1.青木繁
   2.坂本繁二郎
   3.黒田清輝
   4.佐伯祐三
   5.古賀春江
   6.藤田嗣治
   7.藤島武ニ
   8.岡田三郎助
   9.高島野十郎
   10.岸田劉生

 作品ランキングと似るのは当然かもしれません。青木繁は住んだ家が、坂本繁二郎は生家が、久留米の筑後川沿いにあります。知りませんでしたが古賀春江(男性です)も久留米生まれ、多くの作品が展示されていました。
 回れませんでしたが、美術館後方に坂本繁二郎アトリエがあります。移築されたようです。

 青木繁の部屋では「このはたのいろこの宮」などを、坂本繁二郎の部屋では新収蔵の「能面と鼓の胴」を観ました。
 日本近代洋画主体の収蔵品から、未来へ向かう心を大きく揺さぶられるものはありません。しかし、静かに過去を振り返る、こういう時代を経て今に至ったことなどを思えば、これらもまた重要な宝ものと感じました。温故知新などは、こういうときに用いる言葉と思えます。

  (2010年4月24日記)

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