美術:没後400年「長谷川等伯」(2010年3月5日)
会場 東京国立博物館平成館
会期 2010年2月23日(火)~2010年3月22日(月・休)
休館日 月曜日、ただし3月22日(月・休)は開館
開館時間 9:30~17:00、金曜日は20:00、土・日・祝・休日は18:00まで開館
ただし、入館は閉館の30分前まで
入場料金 一般当日:1500円
鑑賞日 2010年3月5日
公式HP http://www.tohaku400th.jp/index.html
「第1章」から「第7章」に整理して展示された作品群、週中の14時過ぎなのに最初のほうは人が多く、取り敢えず第5章から観始めました。気持ち、人は少ないようでしたがゆっくり鑑賞できるでもありませんでした。「第7章」まで進んで、再度「第1章」から会場を巡りました。
「第6章・墨の魔術師-水墨画への傾倒-」、それ以前の作品が彩色で細部まできっちり描きこんでいる。私はきっちり描きこんでいるよりは大胆に省略されているほうが好き。
「第7章」、墨の濃淡で描かれた二双六曲の「国宝・松林図屏風」が作品群の最後を飾る大作。近づけば細部を見ることは可能だが、離れて全体を観たい。しかし離れれば人の頭の連なりの向こうに作品が見える。静寂漂う雰囲気だけ把握。
今回は意気消沈してしまい、作品の印薄があまり残っていません。好き嫌いは別にして、貴重な作品も多いのでゆっくり観たい。私も多くの人のなかの一人ですから、他の人の鑑賞を妨げていることを疑いませんが。何か良い工夫はないでしょうか。
入場者の多いことは経営面を考えれば同慶すべき、作品鑑賞の観点から言えば不満。どこで折り合いがつくのでしょうか。朝一番の入場とか、週末のナイターとか、観る方で工夫する必要がありそうです。東京国立博物館は時々しか出かけませんが、何時出かけても人出が多いように思います。
(2010年3月8日記)
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