路上観察:鶴見川源流(2010年3月20日)
一級河川・鶴見川は東京都町田市上小山田町に端を発し、横浜市鶴見区の工業地帯で東京湾に注ぐ全長42.5km。その源流域散策の報告です。
町田駅発バスの終点・小山田バス停から北西に向う細い自動車道を500mほど歩くと「源流の泉広場」にたどり着きます。途中のどかな風景が広がり、気持ちが和む思いです。
広場は木道が整備され、中央に湧水のある池の周囲を散策できます。奥の一団高い場所で休憩可能ですが、手洗い等の施設はありません。
池の水は、時計回りの円弧状の小川に流れ出ます。季節季節に水生動・植物が戯れることでしょう。今にも開花しそうな黄色い花。黄菖蒲でしょうか、ゆらゆら流れる水面に映えて春を感じさせてくれました。
小川は50mほどで畑脇の人工水路に入ります。道路整備等の影響で流れも変わったと思います。自動車が行き交い、周囲もかなり開けているので、手が加わるのは残念ながら仕方ないところでしょう。
ボランティア活動により周辺はきれいに維持・管理されています。自然の営みをそっと覗かせて頂く、そんな気持ちが必要だと思いました。
ところで、鶴見川源流を一目見るつもりで出かけたのですが、「源流の泉広場」は源流ではないようです。源流域に位置するのは確かですが、周辺の地形や水の流れを観察するともう少し上流がありそうです。いやあるのですが。
源流に到達するにはもっと奥に分け入る必要があります。調べて、分け入ることが可能そうならば改めて、そっと覗かせて頂きに出かけるつもりです。
補足です。今回は町田市北西部の小山田緑地まで自動車で移動し、そこから歩きました。所要時間は片道30~40分ほどです。
なお小山田緑地は多摩丘陵の一角、尾根・谷戸に雑木林・水辺・草地などが広がり、散策や自然観察のために格好の場所です。子供連れ良し、弁当持参で一日楽しめそうです。いずれ報告します。
(2010年3月23日記)
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