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2010年2月 1日 (月)

読書:最近の読書から(2010年2月1日)

1.『35歳を救え』
    NHK「あすの日本」プロジェクト+三菱総合研究所著、阪急コミニケーションズ、1500+税

35_2  2009年5月放映のNHKスペシャル「"35歳"を救え 明日の日本 未来からの提言」を補完します。提言の基礎データ、35歳1万人アンケートの概要が後半120ページほどを占めます。

 なぜ35歳か。団塊世代が引退し、団塊ジュニア世代が企業・経済・産業・社会の中核を担います。日本の将来を左右する世代で最多の人口集団です。

 なぜ救うのか。まとめれば将来に希望が持てないからです。例えば未婚化、雇用問題、小子化など、多くの問題が顕在化しています。

 アンケートを基に「20年後の日本」をシミュレーションすれば、中間層の崩壊が急進することは明白。30代が安定した生活を営めなければ、税収の伸び悩み、福祉コスト増大により日本の衰退を免れません。35歳を救うことは将来の日本を救うことです。
海外を含む事例紹介があり、最後に二つの提言がなされます。

提言1 日本版・積極的雇用政策 ---- (1) 重点分野への就労対策 (2) 革新的な職業訓練の実施 (3) 非正規雇用をどう考えるか (4) 労使協調の新たな場作り
提言2 安心して子を育てるための生活支援策 ---- (1) 子育てコストの社会科 (2) 子ども手当てと給付つき税額控除 (3) 女性の就労支援 (4) 育児所帯向けの住宅政策

 当然の提言です。しかしどこに向けての提言でしょうか。
 大雑把にでも日本が抱える課題を理解したい方、放映をもう少し追求したい方にうってつけです。経過フォローの続編を要望します。

  (2010年2月1日)

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