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2010年2月

2010年2月28日 (日)

音楽:H.パーセル「セミオペラ・アーサー王」

 音楽監督・指揮   :エルヴェ・ニケ
 演出・構成・字幕翻訳:伊藤隆浩
 独唱        :アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)
            シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
            アーウィン・エイロス(カウンター・テナー)
            マーク・キャラハン(バリトン)
            ジョアン・フェルナンデス(バス)
            シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
 管弦楽・合唱    :ル・コンセール・スピリチュアル
 バレー       :東京シティバレー団:上山千奈・小林洋壱、他

 会場        :神奈川県立音楽堂
 公演        :2010年2月27・28日 15:00~16:20
 鑑賞        :2010年2月27日 25列32番


 セミ・オペラ5幕と謳われていますが、セミ・オペラとは何。『歌手、語り手、ダンサーによって上演された。音楽は劇の中のラブ・シーン、あるいは超自然現象に関係したシーンのどちらかの後にすぐ続く瞬間などのために作られた。厳密にはイギリスだけのものでなく、スペインでも上演された(出典: ウィキペディア)』。

 参考のために、舞台上の配置・構成を整理しておきます。
 まず舞台中央に管弦楽。使用楽器はコピーかもしれませんが全て古楽器に見えました。リコーダー2本、チェンバロ2台、ビオラ・ダ・ガンバ1本、テオルボ2本、小型ティンパニーが目に付きました。ビオラ・ダ・ガンバの女性奏者は日本人(あれと思いました)、メンバーリストに SAITO Yuka と。日本人とは限りませんけど。音色は随分と柔らか、確認する術はありませんが、ピッチは392hzだそうです。

 管弦楽の左右(舞台の上手・下手際)におよそ高さ0.6m・幅奥3mの平台。この上に移動して独唱・合唱、場合によってはダンスが展開されます。
 管弦楽の後方中央に独唱者、その左右に別れて合唱。
 ソリストの頭上後方におよそ縦横3mスクリーン、これは奥行きがあって舞台奥から絵や文字を投影する他、踊りが影絵で写されます。あるいはその中で実際に踊っていたかも知れません。スクリーンの上部に日本語訳が投影されます。
 舞台と客席の間に、岩に刺さった剣の作り物が置かれています。

 スクリーンに投影される内容は様々です。戦闘機、原子爆弾、911などは違和感を感じました。♂♀の記号が出てきて重なったり、♂の矢印が途中で折れまがったり、交通標識の禁止標識の上にR18と書き加わっていたり、性的行為を暗喩するような場面もありました。
 これらをどのように介錯したら良いでしょうか。当惑しました。

 様々な出来事が同時進行しながら、音楽も進行します。
 合唱はその場で歌ったり、左右の平台に移動して歌ったり、全体で歌ったり、少数で歌ったり、時には振りがついたりと大活躍です。合唱は力強く、それだけでなく情感も伝わってきました。独唱は繊細さが不足する、あるいは荒く雑に感じる部分もありました。管弦楽の音色は好きですが、低声部がもう少し響いたほうが私は好きです。トランペットも印象が薄かったです。序曲は管弦楽が舞台に出る前、舞台後方で演奏されました。ダンスの役割も良く判りませんが、情景と認識しましたけど。ニケは力強く指揮するとともに、音楽監督としてサービス性豊かでした。

 学究的色彩を強く感じたコンサートでした。それなりに楽しみましたが、心底楽しめたかと言えば、そこまでの余裕はありませんでした。準備不足です。セミ・オペラとは、アーサー王伝説とは、など背景をもう少し調べてから出かけるべきだと思いました。今回が勉強と思えば、次からは少し楽しめるでしょう。

 小品は別にして、H.パーセルの生演奏を聴くのは初めてです。録音でも聴く機会はかなり少なかったですが、これからはより聴く機会を増やしましょう。しかし、セミ・オペラ形式の上演は音楽監督・演出方針によっても大きく変わるでしょうから、生の舞台にたびたび接するのが最善だとは思います。

 バロック・オペラはホール企画ですが、今後も続くのでしょうか。続けて欲しいものです。

  (2010年02月28日記録)

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2010年2月26日 (金)

路上観察:横浜根岸・森林公園の梅林(2010年2月24日)

 バス利用で森林公園へ向えば、公園の東側から入ることになります。馬の博物館やレストハウスが並びます。
 私は散歩しながら公園の西側から近づいていくのが好きです。すなわち、浦舟町・市民病院裏辺りから山に上がり、米軍住宅の脇を歩き、谷・尾根・谷を通って森林公園に近づきます。

 一つ西側の尾根から見た旧競馬場メインスタンドは威風堂々、かって多くの人々で賑わった様子が思い浮かびます。
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 西側から公園に入ると梅林はかなり奥になります。汗ばみながら公園の中を進むと、やがて木立の間から紅梅・白梅が見えてきます。
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 梅林には、約120種・330本の木があるそうです。木に下げられた名札に種類が明記されています。少し早いと思いましたが、週末(2月27・28日)は見ごろになると思います。空模様が心配ですけど。
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  (2010年02月26日記)

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一駅散歩・東急電鉄東横線大倉山駅~綱島駅(2010年2月23・25日)

 東急電鉄東横線大倉山駅から綱島駅に向けての一駅散歩です。
 歩いたコースは、東急大倉山駅~大倉山記念館~大倉山梅林~鶴見川右岸~太尾見晴らしの丘公園~鶴見川右岸~大綱橋~東急綱島駅、です。長い距離ではありませんので、足の向くまま気の向くまま歩くのも楽しいと思います。

 もちろん今の時期、梅の花の咲き誇る様子を見ることが半ば目的となりますが、大倉山梅林やコース途中で見事な梅の木が見られます。今が見ごろでしたので、空模様さえ安定すれば今週末(2月27・28日)は最高だと思います。

 写真・地図添付などの都合により詳細はHPに掲載しました。お手数ですがジャンプ願います。

  (2010年02月26日記)

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2010年2月24日 (水)

映画:ベジャール、そしてバレーはつづく

   出演     ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレー団芸術監督/ダンサー)
          エリザベット・ロス(モーリス・ベジャール・バレー団ダンサー)
          ジュリアン・ファブロー(モーリス・ベジャール・バレー団ダンサー)、他

   監督     アランチャ・アギーレ

   場所     シネマ ジャック&ベティ
   鑑賞     2010年2月24日
   公式HP    http://www.cetera.co.jp/bbl/

 

 「アダージェット(マーラー・交響曲第5番より)」を踊るジル・ロマン、研ぎ澄まされた筋肉が紡ぎだす力強くも繊細な動きはベジャール・バレー団のトップダンサーであることを遺憾なく伝える。

 2007年11月22日ベジャール没。芸術監督はジル・ロマンに引き継がれた、二つの困難と共に。困難の一つ目は財源、とりあえずローザンヌ市が三年間の助成を約束した。二つ目は、ジル・ロマンの振付作品を上演するとのベジャールとの約束の実現。

 常にベジャールと比較されるプレッシャーに苦悩しながらも、新しい扉を開くために挑戦するジル・ロマンやダンサー達。その様子を記録したドキュメンタリー。その中に亡きジョルジュ・ドンが踊る「恋する兵士」や「ボレロ」など場面、生前のベジャールの語りなどが挿入される。

 

 ダンサーや関係者の努力や苦悩は充分に伝わってきた。しかし20世紀最大の芸術家と言われたベジャールや、ベジャール・バレー団についての多少の前提知識を持たないと理解しにくい。各場面はあまりにも断片的である。裏返せばもっと長く見たいということだが。

 街中を写した場面に、抱きあった男女の周りを多くの男女が囲むポスターが写っていた。「春の祭典」のフィナーレ。中央の二人はジル・ロマンとショナ・ミルク、確か90年代の日本公演で観ている。ベジャールも終演後の挨拶で舞台に上がった。そういうことを思い出しながら時の移ろいを感じた。

 週中の昼間の上映、客は10名強だったが男は私一人。ダンスは男の見るものに非ずか、決してそんなことはない。極致の身体表現は、雄弁よりもよほど多くのことを語る。改めてベジャールに合掌。そして新しいベジャール・バレー団の発展を祈念。

 ベジャールやベジャール・バレー団、他のカンパニーに興味ある方はご覧になったら如何でしょうか。舞台には現われない様子を知ることができます。

   (2010年2月24日記)

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2010年2月23日 (火)

路上観察:一駅散歩・京浜東北線鶴見~新子安(2010年2月9日)

 JR京浜東北線鶴見駅から新子安駅に向かって山側と海側をS字を描くように歩きます。平行して走る京浜急行線では京浜鶴見駅・花月園前駅・生麦駅・京浜新子安駅の3駅になります。

 主な通過点は、JR鶴見駅~総持寺~花月園~JR国道駅~鶴見川土手~生麦事件発生現場~生麦事件記念碑・キリン横浜ビバレッジ~遍照院~JR新子安駅、です。

 写真・地図添付などの都合により詳細はHPに掲載しました。お手数ですがジャンプ願います。

  (2010年02月23日記)

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随想:古文書解読入門講座

 展覧会の展示物に古文書が含まれていると、その一角を通り過ぎはしませんが、さりとて丹念に見ることもありません。判らないので残念に思うばかりでした。

 時々図書館にでかけます。帰り際に掲示棚を丹念に探索して、興味ある催しが案内されているかを確認します。過日、「平成21年度 古文書解読入門講座」の案内を見つけました。タイミングも良かったので参加申し込みしました。

 

 講座は日曜日ごとの6回、1回は2時間半、主催は神奈川県立公文書館です。各回のテーマは次のとおり、講師は公文書館員、横浜開港資料館員、大学の先生で、毎回異なります。

  1.くずし字入門 -古文書解読の基礎知識-
  2.中世古文書入門 -神奈川県の中世文書を読む-
  3.神奈川宿・飯盛女誘引事件 -幕末の神奈川宿石井家文書を読む-
  4.博打の社会史
  5.江戸時代 東海道の事件
  6.近代の村の誕生

 既に3回まで進みました。3回目の演習に使用した文書(部分)は次のとおりです。
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 講義は、少しづつ古文書を読み進むことです。まず書いてある文字を認識すること。現在と同じ文字が楷書で書かれていれば困難はすくないでしょう。崩した文字は何が書かれているかを復元します。書き順どおりに繋がっていく、筆の流れをつかむことが大事。また、判る字を先に読んで虫食い状態にして前後から読めない字を類推するなども必要と教わります。

 

 判る判らないの判断はまだ早いです。面白いかつまらないかと聞かれれば、結構面白いと思っています。新しい知識を取得するばかりでなく、飯盛女誘引事件など市井の人々の日常を知る面白さがあります。
 先に進むか否かは6回を終えてから判断しようと、最初から思っていました。今は残る3回を休むことなく出かけることが肝要と思っています。

 最後になりましたが、参加者は140名強(3回目も減っていません)、年代はかなり高い(5・60代主体か)。この講座は既に何回も開催されているようです。より上級の講座が開催されているかは未確認です。神奈川県以外の状況も未確認です。

  (2010年2月22日記)

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2010年2月21日 (日)

読書:最近の読書から(2010年2月21日)

1. 『卒サラも遠くなりにけり』
    企業OBペンクラブ編著、青蛙房、1600+税

Photo 70歳の異称が古希。盛唐の詩人・杜甫の七言律詩・曲江詩の4句目「人生七十古来稀 」に基づく。しかし当時と異なり、今は多くの人にとって通過点だ。

 最近の職業事情は多様化するが、会社勤めならば60歳を過ぎると順次、定年退職する。60歳の平均余命(平成18年)は男性が22年余、女性はほぼ28年、古希が通過点であることは統計的にも裏付けられる。

 その長い年月の一部を川柳や短文創作に費やす、それが企業OBペンクラブの面々。本書は大きく「老いのからだ」と「卒サラも遠くなりにけり」に別れる。「卒サラ」はサラリーマンの卒業の意味だろう。全体は与えられた兼題に沿った川柳三句と原稿用紙2枚半ほどの短文で構成される。

 兼題をいくつか挙げれば「老い」では「鼻・腹・歯・腰・・・」、「卒サラ」では「抜く・押す・引く・揺れる・・・」。

 貴方がサラリーパースンであって定年がそろそろ視野に入るか、あるいは既に定年を迎えたなら、それらの言葉から何を思うだろうか。作者と同じ思いに至るか、それはないだろうと思うか。そういう楽しみ方がある。

 全体を通して突き詰めた内容ではない。かっては突き詰めた思いに至ったかも知れないが、今は軽く受け流しているように見受けた。3・40年のサラリーマン生活では、再三・再四の切った張ったがあっただろうに。戦中派から団塊の世代は、仕事命で過ごした方も少なくないだろうに。川柳を二つ。

   引き際が業績よりも評価され 繭球
   定年で胸撫で下ろす不況風  周帆

 現役はより厳しい情勢にある昨今だろう。「面白うてやがて悲しきサラリーパースン(大きく字余り)」を払拭する政治であって欲しい。多少横道にそれた。

 本業の方も居られるかも知れないが、一般的に何のジャンルでも良いから日本語に親しむのは上等な趣味だと思う。私も初心者だが同類である。見習って明るく過ごしたいと思う。

  (2010年2月21日)

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美術:横浜トリエンナーレ学校 Vol.2 開催(2010年2月20日)

 2月20日(土)、ヨコハマ・クリエイティブシティ・センターにて、「横浜トリエンナーレ学校 Vol.2」が開催されました。あいかわらず横浜トリエンナーレ2011の開催要領は未定ですが、2回目のサポータ活動になります。3~40人ほどのサポータ志願者が聴講しました。前回に比べて半減でした。

 講師は河崎晃一(兵庫県立美術館学芸員)さん、神戸・淡路大震災当時(1995年)当時は芦屋市立美術博物館(以下、美術館とする)勤務。以下、私なりに解釈、受け留めた講演内容をまとめます。

 

 1995年1月17日はボランティア元年と言われる。ボランティアはパブリック、学校関連のPTAなどもボランティア。宗教的な募金活動あたりが根源か。震災後は役所勤務の方より、ボランティティアの方がてきぱきやっていた。
 同志社大学の4年生、奈良在住の方から「何かお手伝いできることはありますか」と美術館に電話があった。

 美術館は、中山写真館から中山岩太作品救出の課題があった。中山写真館は斜めになっていたが倒壊は免れていた。当時安否確認は、家先に連絡先が掲げてあれば無事だとわかった。今なら作品救出は可能と思った。3人で行ったが中に入れる状態ではなかった。

 震災から10日ほどして文化財レスキュー隊の案内がFAXで届いた。2月上旬に申し込んだが、10日間ほどなしのつべてであった。文化庁は中山岩太が何者であるか、救出の対象にするか調査していたようだ。結局、近代写真の先駆者であり、その功績は救出にあたいするとの結論に至った。2月20日、文化庁・東京国立文化財研究所・兵庫県立美術館・日本通運・ボランティア・美術館の総勢15名が救出に向かい、美術館ホールに搬送、保管した。
 文化庁の仕事は近代洋画に広がっていないのに、近代写真に行き着いてしまった。電話をくれた女性が翌日から来てくれた。

 中山岩太のビンテージプリントは兵庫県立美術館に寄託してあり、中山写真館にはわずかしかなかった。ネガ(ガラス乾板)は合計で7000枚ほどあった。写真ヘルプネットワーク畑祥雄さんから、ボランティアによる資料作りを提案された。

 3月初旬ボランティア案ができた。朝日新聞社の記者が来てネガを見せてくれなければ帰らない、見たネガの中に神戸の戦災の記録があった。18日朝日新聞夕刊に記事が掲載された。

 4月中旬、美術館においてボランティア説明会が開催され、100名ほどが集まった。自分の役割はないと判断した方もいて、色々な経歴の方、約80名が活動を開始した。近辺の方が多かったが、和歌山、滋賀からも参加があった。交通費は支給した。

 埃をかぶったネガの清掃、記録面はデリケートなので慎重さが要求された。全数プリント(密着)、整理を3ヶ月の予定で行ない、2ヶ月半で終わった。当時、データベースは普及していなかったが、今なら様子は違うかも知れない。

 美術館の一員として多少後ろめたい気持ちもあった。なぜならば、震災がなければ全数プリントなどは有り得なかったから。ボランティアの意識は高かった。

 翌年に開催した「中山岩太展(?)」の展覧会カタログに、ボランティアの氏名を記載した。同窓会みたいなことも行った。コアーのメンバーとは今でもお付き合いがある。 

 

 この後、20年続いている兵庫県立美術館の話がありましたが、省略します。

 質疑では、予算がないからボランティアを依頼するという意識をもつ関係者が一部にいる、スタッフとスポンサーの差異、などが話題になりました。

 私も「震災のような期間限定のボランティアと、兵庫県立美術館のような恒常的(期間1年で継続する方も少なくない)なボランティアの意識の差」について質問しました。「期間限定だからできる一面もある」とのことでした。講演の話題を引き継いだ質問でしたが、震災と言うような極限の状況との対比はまずかったと思いました。私はトリエンナーレのような期間限定のサポータのこと、その経験が蓄積されるかされないかの意識がありました。これからも自分なりの疑問を追いかけるつもりです。

 次回は、3月24日(水)、19時30~21時まで、ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター3階(みなとみらい線馬車道駅1b出口)。横浜美術館長・逢坂恵理子氏「美術界のメディエーター ~アート・ボランティアの解題」、予約不要です。
 詳しくは、横浜トリエンナーレ・サポーター・サイトを参照願います。

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2010年2月19日 (金)

路上観察:「クイーン・メリー2」横浜港入港(2010年2月19日)

 「クイーン・メリー2」、イギリスの世界最大級の豪華客船が本日(2月19日)8時、横浜港大黒埠頭に入港しました。大桟橋でなく大黒埠頭(スカイウォークのある埠頭)に入港するのは、余りにも大きくてベイブリッジを通過できないからだそうです。

 この条件で写真撮影の最適地は横浜シンボルタワーでしょう。今の時期の開場時間は9:30~16:00なのですが、本日は特別で6:00~19:00なので早起きして出かけました。天気は良かったのですが、光の具合が心配でした。太陽の位置はほぼ船の真後になります。昨晩、太陽の位置を確認しておきました。

 7時少し前、「クイーン・メリー2」の船影に気付きました。8時着岸なのに既に横浜港外港、随分と早いと思ったのですが、実にゆるゆると進みます。狭い港内で巨体をコントロールするためでしょう。

 200mmのズームレンズで丁度でした。光の加減か、もやがかかっているのか、多分腕の悪さが最大の要因だと思いますが、鮮明な写真はとれませんでした。写真は横浜港外港通過、大黒埠頭直前、着岸直前です。
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 自動車を駐車場に入れようとしたら、入場待ちの自動車が連なっていました。少しも進まないのでまずいと思ったのですが、じつは海釣り公園駐車場の入場待ちでした。シンボルタワーの駐車場は少し先、気付いたので事なきを得ました。

 朝日を浴びるシンボルタワーは鮮やかでした。展望フロアに多くのカメラマンが見えます。この他にも多くの方が散らばっています。私は海際、防波堤の内側に陣取りました。脚立持参が正解でした。
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 離岸は18時の予定、撮影に行く時間はあるのですが、今の時期、陽が暮れていますから撮影はできないでしょう。どうしようかな。

  (2010年02月19日記)

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路上観察:「ナッチャンWorld in Yokohama」のご案内(2010年2月18日)

 かって青森―函館航路で運行された高速フェリー「ナッチャンWorld」が横浜港大桟橋(赤レンガ倉庫側)に入港しています。入港は17日だったようですが、非公式な情報を知ったのは入港予定時刻の後でした。残念。

 本日、停泊中の「ナッチャンWorld」を遠目の見物かたがた撮影してきました。写真を見て頂けば判るとおり、双胴タイプの見るからに速そうな船舶です。
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 昨年3月が横浜初入港のようです。今回は「東北新幹線青森延伸」を記念した、青森からの使者だそうです。

 船内一般公開が次のとおり予定されています。

   日時  2月19日(金)~20日(土)、10:00~17:00
   催し  「ナッチャンWorld in Yokohama
         青森物産品の販売・飲食のほか、新青森駅東北新幹線展など
   費用  無料

 興味ある方は詳細確認のうえ、お出かけ下さい。なお、21日(日)は久里浜港発着でクルーズ(有料)が予定されています。

 それにしても、なぜ青森―函館航路の運行からリタイアしたのか。インターネットを調べると、どうも高速であるために起こす波が沿岸漁業に被害を与えること、折からの燃料高騰、が理由のようです。行けば詳しいことがわかるでしょうか。追って報告します。

  (2010年02月18日記)

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2010年2月17日 (水)

読書:最近の読書から(2010年2月17日)

1. 『季語の誕生』
    宮坂静生著、岩波新書1214、700+税

01  論多々あるようだが有季定型が俳句の骨格、季語を含む五七五の17文字でまとめる。季語は歳時記あるいは季寄せを参照する。一方、嘱目ならば目の前の光景を優先すべきだろうし、雑誌等の兼題はやや先走った季節感を漂わす。雑な私の認識だが、実作しない私に何も問題にならない。多くの俳人がどう折り合いをつけているかとかすかに思うだけで事足りる。

 「用いる市販の歳時記は浜頓別(稚内の近く)の季節には合わない。俳句を歳時記に合せて空想で作ってきた。意味がないと思うようになった。どうしたらよいか」。著者は届いた質問で衝撃を受け、実景でなく歳時記によって俳句を作ってきたのではないかと気付かされる。そして「季語体系の見直し」には言及しないが、その一環として「季語の誕生」の背景を考える。
 ところで市販歳時記の根本原理は山本健吉の指摘する「主として京都中心、畿内中心のもの」であり、新たな提案はなされていないと言う。

 和歌に季節の言葉を詠み込む決まりはないが、連歌には季語が必須。理由は、短詩形を連ねたものであり、複数作者の共同制作によるものであるから、言葉の連想範囲を限定することで美意識の共有が可能になる。花は桜で、月は秋ということか。
 しかし芭蕉は、都人が都を絶対と考え都以外を認めまいとする特定の美意識を、「日々旅にして旅を栖とす」を実践して覆す。「松の事は松に習え、竹の事は竹に習え」と季語の本質を蘇らせる大切さを教える。

 こういうことを序論にして、本書の中心は三つの季語「雪」「花」「月」の成立の追求にある。ふつうは雪月花だろうが、順序を変えたところに著者の伏線がありそうだ。著者は「季語の起源を平安朝貴族の歌語からではなく、もっと遡って縄文人の生活意識から探ることはできないかということだ」との思いを抱くが、その思いもそこはかとなく漂よう。

 多少違和感を感じる部分もあるが、季語の深奥さを垣間見る思いがした。

  (2010年2月17日)

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2010年2月15日 (月)

ホームページ移動のお知らせ(2010年2月15日)

 ホームページ「変様する港街から」は下記URLに移動しました。

       

     http://fukanok.art.coocan.jp/

 

 古いホームページに少しづつ内容を追加していましたが、容量がほぼ満杯となりかつ拡張も不可能でした。よって、新しいホームページを立ち上げることにしました。

 新しいホームページの内容は、2010年2月15日現在の古いホームページをほぼそのまま移動してあります。今まで以上に内容拡充を加速します。ブログとの連係も強固にします。
 新しいホームページもよろしくお願いいたします。

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音楽:神奈川フィル第260回定期演奏会

  指揮  下野竜也

  独奏  田村響(pf)

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  ラロ   :歌劇「イスの王様」序曲
      ショパン :ピアノ協奏曲第1番
      ショパン :華麗なる円舞曲 第2番(ソリストアンコール)
      矢代秋雄 :交響曲
      矢代秋雄 :交響曲より第2楽章(アンコール)

  会場  横浜みなとみらいホール(2階5列12番)
  公演  2010年2月13日14:00~16:25

 

 ラロ、矢代秋雄は名前こそ知るものの、録音媒体を含めてその作品を意識して聴いたことはありませんでした。初めて聴く曲はなかなか親しみにくいものです。どうなるか、そのような気持ちで会場に向いました。

 しかし、終えてみればとても幸せな気持ちになりました。2009年度定期公演はあと一回を残しますが、私はベストかな、という思いに至りました。プログラムや演奏を総合してコンサートの評価はきまるのでしょうが、結局はどれだけ感動を頂けたかに行き着くように思います。

 

 ラロ、曲名を英語表記すれば「Overture from Opera 'Le Roi d'Ys'」です。椅子ではありません、と下野竜也のインタビューでも言及されています。きらきら輝くような曲で、後半に現われる独奏チェロの旋律も実に美しい。全曲演奏される機会は少ないようですが、序曲を聴くと全曲を聴いてみたいと思いました。

 ショパン、生の演奏を聴くのは初めてのような気がします。田村響を初めて知りましたが20代半ばの若手、大柄で見るからに力強そうな印象。
 独奏が始まるまでのオーケストラの演奏が長いですが、この重厚な出だしは好きです。独奏、思ったとおりに力強い。それだけでなく2楽章は繊細に、フィナーレは軽快に。楽しく聴きましたが、何か一つと言われたら、やはり力強さが魅力でしょうか。。
 ソリストアンコール、易々と弾いているように感じました。これから何回も聴く機会はあるでしょう。次を楽しみに。

 

 矢代、舞台後方にパーカーッション7名、ティンパニーを除いていくつかの楽器を持ち替え。左手にピアノ、チェレスタ2台と思いましたが、1台はジュ・ドゥ・タンブル(鍵盤付きグロッケンシュピール)だそうです。バスフルートと多分バスクラリネットも目に付きました。他にも珍しい楽器があったかも知れませんが、2階後方の席なので良くは見えていません。

 宇宙の神秘あるいは不安を感じさせる弦の弱奏で始まり、一気に引き込まれました。
 ニ楽章はたゆたう弦の響きの上に炸裂するパーカッションが魅力的、パーカッションのための協奏曲の印象です。ティンパニーのリズム、種々の打楽器をつないでいくリズム、何か突き動かされそうな気持ちになりました。パーカッションが鮮やかだと胸がスカッとします。

 現代曲とは言いながら、珍しい楽器を含むものの特殊な奏法は(多分)なく、良く知る交響曲を聴いているような感じです。録音された現代曲はなかなか聴く気にならないのですが、この曲は録音でも充分に鑑賞できると思いました。追ってCDを探しにいきます。

 

 この日の入場者は大まかに6・7割、プログラムで尻込みする方もおられるでしょう。私も定期会員でなければ出かけないでしょう。でもそういうことの無いように定期会員になったのです。それはとても良かったのですが、この日の演奏で特にその印象を強くしました。矢代秋雄も良いし、下野竜也もシャープで良かった。もちろん神フィルも。
 アンコールの用意がなく、第二楽章をアンコールに演奏してくれたのは望外の喜びですが、でも大変だったでしょう。お疲れ様でした。

   (2010年2月15日記)

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2010年2月13日 (土)

音楽:「ヴェルディ・歌劇椿姫」の録画放映(2010.2.14)のご案内

 昨年12月に静岡グランシップ中ホール・大地で公演の「ヴェルディ・歌劇椿姫」の録画が

    2月14日22時から BS-TBS 

で放映されるようです。プログラムには「オペラ・椿姫」としか案内されていませんが、指揮者・飯森範親のオフィシャルブログで12月公演であることに言及されています。

 興味ある方もおられると思いますので、私から再案内しておきます。私のブログに当日の感想をまとめてあります。よろしければ参照願います。

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2010年2月10日 (水)

路上観察:横浜三渓園の梅(2010年2月6日)

 

 国指定名所・横浜三渓園、園内には十数の古建築が配され、四季折々の花が咲き誇ります。今の時期なら梅、観梅会は2月13日から3月7日までですが、一足早く咲き具合を見に行ってきました。

 開花状況は部分的に開花しているところもありますが、まだ咲き始めです。それらしいところを写真に収めましたが、ロングショットは無理です。
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 春の七草が、屋根付きの囲いの中に植えられていました。せり、なづな、おぎょう、はこべ(ら)、仏の座、すずな、すずしろ。昨年も見かけました。実際に生えているところを見る機会はないに等しいので、揃って見られるのがありがたいです。
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 次の写真は三渓園の正門から奥に向いた写真と、その逆を向いた写真です。空が広がります。立位置によっては後方に建築物がわずかに見えて興をそぎますが、街中の庭園にしては良く景観を保っています。
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 横浜三渓園で、観梅かたがたゆるやかな時間を感じてみませんか。

  (2010年02月09日記)

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2010年2月 8日 (月)

美術:「レベッカ・ホルン展」-静かな叛乱 鴉と鯨の対話(2010年2月3日)

  会場    東京都現代美術館
  会期    2009年10月31日(土)~2010年2月14日(日)
  休館日   月曜日  
  開館時間  10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
  入場料金  一般:1200円
  鑑賞日   2010年2月3日
  公式HP  http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/107/

 

 大分前から出かけようと思いながら会期末になってしまいました。鑑賞時間も少なかったので映像作品は少ししか見ていません。

 

 グランドピアノを天井から逆さまに吊り下げた作品「アナーキーのためのコンサート」。不安定な状態が視覚的に興味を惹きます。それだけでなく、蓋が開き、鍵盤が押し出されて各鍵はばらばらな弧を描いてぶら下がります。暫くして元に収まります。動作時には弦を掻き毟るような不協音が響きます。

 手足を拘束され、臓物を吐き出して断末魔の叫びを上げる、グロテスクな内容を秘めた作品と感じました。このイメージを生起させる物事は世間に少なくありません。美しい装いをしながら醜い内実を秘めたるものが。アナーキーは誰なのでしょうか。大きな問題を提起した作品と受け止めました。
 実際に観て頂けたら。どのように感じられるか興味あるところです。

 

 「ジェイムズ・ジョイスのためのヌーグル・ドーム」は、<>状の対向する鉄棒の先端にナイフが取り付けられて、モーターに繋がる偏心カムの動きで刃先が狭まったり開いたりする作品。

 「双子の鴉」は、扇子状に鴉の羽が取り付けた機構を開いたり閉じたりさせる作品。

 「鯨の腑の光」は大きな一室を使用し、中央に黒い液体を満たした大きなパンをモーター仕掛けの槍状の棒がかき回し、壁面に詩が投影されている作品。

 モーターと簡単な機構により動作する作品が大半でした。無限に繰り返される単調な動作から、観終わって何かほっとする印象を受けました。そこには人と機械間のフィーリングの差異などありません。

 人は何でも判るつもりで大き未知の世界を作り出しているかも知れません。機械にとどまらず、人とのコミュニケーションにおいても。そのようなことを考えて美術館を後にしました。

 残り少ない会期ですが、出かけてみようと思う方は時間をたっぷり割いて下さい。私も充分な時間を用意してもう一度出かけたいと思っています。

   (2010年2月7日記)

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2010年2月 5日 (金)

読書:最近の読書から(2010年2月5日)

1.『和歌とは何か』
    渡部泰明著、岩波新書1198、780+税

001_2  先達を頼りに古典の世界に入り込むことは楽しい。偏っていても、入口をさまようだけでも。半歩前に進めるならば楽しさはより増す。本書は確実に後押ししてくれる。

 「和歌は言葉による演技である」が底流となる考え方。「あくまでも仮のものにすぎない」とは言うものの。「序章 ---- 和歌は演技している」で明確にされる。

 例えば、事実を詠むと見なされることの多い現代短歌。

 『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』

 有名な俵万智の一首。類似の経験はあったが、褒められたのは「カレー味のから揚げ」、「七月六日」でもなかった。その時に自分の感じた思いを表すためにかえって嘘をつく、サラダを食べさせる女性を演じることで自分の体験を取り戻すと言う。

 「Ⅰ.和歌のレトリック」、どんな言葉でも誰かと声を合せて口に出すと、日常と異なる空間が出現する。何かを演じているように思えるだろう。和歌のレトリックは、言葉でそれを可能にする装置なのであるとも。
 宮中歌会始の披講で近い感覚を味わった。

 「Ⅱ.行為としての和歌」、儀礼空間の中で和歌は生きてきたので、言葉だけでなく、和歌にまつわる人間の行為のあり方も、和歌を知るうえで不可欠と言う。
 和歌は自分の気持ちの発露、しかし与えられたTPOの下で詠むことも多かったろう。的確なロールプレイイング、名手の必須条件と言えそうだ。

 「終章 ---- 和歌を生きるということ」では、「歌を作る作者」は、「現実の作者」が「作品の中の作者」に転じる転換点に位置すると言う。
 抽象的だ。作者・演出家・俳優を当てはめて理解を進めた。多重な役割を一人で実行すると言える。

 参考文献の多数紹介、主要索引の用意も有り難い。あとがき末尾に「かって演劇に目を開いてくれた、野田秀樹・高部幸男両氏ら、旧・夢の遊眠社の仲間達に、深謝」とある。

  (2010年2月5日記)

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美術:「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」展(2010年2月3日)

  会場    東京都現代美術館
  会期    2010年2月2日(火)~2010年3月22日
  休館日   月曜日(ただし、3/22は開館、3/23休館)  
  開館時間  10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
  入場料金  一般:1000円
  鑑賞日   2010年2月3日
  公式HP  http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/cyberarts/

 

 大概のものは難しく、現代美術が難しいのも当前だと思います。それにしても、この企画展タイトルは見ただけでしり込みしそうな思いがします。でもそんなことにはめげないで出かけました。

 美術作品か実用品か、完成品か試作品か。まだ調整不足なのでしょう、動作不安定の作品もあります。インターラクティブ・アートに分類された作品も多いので、動作する姿を見なければ実際のところ判然しないものもあります。作品を前にして意図、用途、動作を考えます。

 イメージが伝わりやすい展示品の一つが、明和電気の製品(作者はそう呼ぶ)です。TV番組でも時々取り上げられるのでご存知の方も多いでしょう。
 指クラップ(指パッチン)を検出し、電磁アクチュエータを動作させてアームの先に取り付けた木魚を叩くパチモク。パチモクを含むナンセンスマシンやオリジナル楽器が展示、解説されています。製品発表会(演奏会のこと)があるとなお興味深いと思います。

 あるいは鈴木康広/東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト。羽田空港第1、第2ターミナルに大きな透明の人形が空中に浮かんでいた映像をTVニュースでご覧になった記憶はありませんか。

 私が特に興味を持ったのは次の作品です。
 クリスタ・ソムラー&ロラン・ミニョノー:タイプライターにセットされた用紙をスクリーンにして蠢く虫(文字?)を投影する。
 児玉幸子:卵上のカプセルに黒い液体が半分満たされ、その中で円錐形の物体が回転(?)している。回転に従い液体が螺旋状に上昇して幾何学模様を描く。美しい。
 JAXA宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」文化・人文社会科学利用パイロットミッション:墨流し水球絵画、宇宙こま、などの実験のハイビジョン映像。神秘的かつ美しい。

 どうもうまくご案内できません。エッセンスを抽出すると、結局、企画展タイトルになってしまいそうです。どうか一度足を向けて下さい。体験して見て下さい。できれば充分な時間を費やして。

 私は費やした時間が1時間少々でしたので不十分でした。出来ればもう一度出かけたい。理解が進まないけれど好きだ、というものはいくつもあります。この企画もその一つです。

   (2010年2月5日記)

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2010年2月 4日 (木)

立春大吉(2010年2月4日)

 立春の日の早朝、禅寺の門前に「立春大吉」と書いて張り出す、とのうろ覚えの知識を確かめるべく鎌倉に出かけました。

 JR北鎌倉駅下車、円覚寺、東慶寺、浄智寺、建長寺、浄光明寺、寿福寺と歩きました。浄光明寺は禅寺でなく、鎌倉五山の一つの浄妙寺は少し離れているので足を向けませんでした。

 張り出すとしたら三門だとは思うのですが、結論を言えば門という門に「立春大吉」の書付はありませんでした。

 浄光明寺以外の寺は臨済宗です。禅寺には臨済宗・曹洞宗・普化宗・黄檗宗があるので、あるいは臨済宗は含まないのか、やめてしまったのか、はっきりしません。
 と言うわけで、私の知識は何も増えませんでした。

 曹洞宗の寺は横浜鶴見に総持寺があることを知っています。知っていると言うよりは、以前近所に住んでいたことがあります。久しぶりに出かけたい気分になりました。普化宗・黄檗宗の寺は、近所にあるのを知りません。

 ところで寒い一日でしたが、春の兆しはあちらこちらで見つけました。写真左から、円覚寺、円覚寺より東慶寺遠望、東慶寺、浄光明寺です。
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 ここからは春は脇に起きます。円覚寺で見かけたこの木、何の木だかご存知ですしょうか。
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 多羅葉と説明に書いてありましたが、葉書由来の木、鉄筆で写経したそうです。

 もう一つ。浄光明寺の裏手の小高い場所に冷泉為相、冷泉家の祖、の墓がありますが、その手水鉢で水を飲んでいた鳥です。鳩より一回り大きいように見えましたが、何の鳥でしょうか。これは判っていません。
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  (2010年2月4日記)

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路上観察:東京深川・富岡八幡宮の節分祭(2010年2月3日)

 富岡八幡宮の節分際に寄りました。東京都現代美術館の帰り道、たまには人混みに紛れ込んでみようかと。

 16時過ぎ富岡八幡宮の境内に入ると、本殿左右に出来た花道を囲むように大勢の人・人・人。豆を拾うつもりはなく、季節の風物を写真に収めるのが目的ですから良い位置は無いかと探しました。

 他場所の様子を知りませんが、深川八幡とも呼ばれる有名な神社、テレビでも見かける著名人が幾人も福男・福女として豆をまいていました。
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  (2010年02月04日記)

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2010年2月 2日 (火)

美術:横浜トリエンナーレ学校 Vol.1 開催(2010年2月2日)

 1月31日(日)、ヨコハマ・クリエイティブシティ・センターにて、「横浜トリエンナーレ学校 Vol.1」が開催されました。第4回目の開催となる横浜トリエンナーレ・2011の開催要領は未定ですが、一足早いサポータ活動の始まりです。

 この日は16時から1時間、実際は質疑が延びて1時間半ほど「今なぜ地域とアートなのか?」というテーマで講演がありました。講師は天野太郎(横浜美術館主席学芸員/横浜トリエンナーレサポーター事務局長)さん、100人ほどのサポータ志願者が集まりました。

 「最近の美術は美術館で収まりきらない。地域との関係で語られる。都市型コミュニティにおいて、人間の孤立度は先進諸国のなかで日本はトップ。コミュニティの意味を再考する。新たな姿として、独立したアーティストの他にグループが地域に頼まれて仕事することも目に付く。スキームは大きくないが地域での存在感を増す。トリエンナーレがゴールとは思わないが市民の認知度は低い。地域と関われることがサポータの重要な活動になる」、このように受け止めました。例として、常磐アートライン構想、越後妻有アートトリエンナーレ、別府現代芸術フェスティバルが取り上げられました。

 講演に先立つ14時から1時間、「黄金町ツアー」も実施されました。「2010年1月、横浜トリエンナーレ・サポーター事務局が黄金町にオープン。事務局をはじめ、黄金町周辺に拠点を置くアーティストのスタジオやアトリエを訪問する」との主旨でした。

 

 黄金町は散歩途中に寄ることもありますので大方知っているつもりでしたが、それでも知らないところがありました。常に変化しているかも知れません。
 講演主旨も大方は理解しているつもりですし、同じように感じている部分もありました。
 各々で一つづつ質問しました。「過去三回、ディレクターは異なったと思うが、何回かを継続して担当するような方向性はあるか」「今なぜ地域とアートなのか、とのテーマだが今とはどの程度の時間を言うのか」。

 前者は「それが良いと思うが、今のところない」、後者は「これから先、永続的に」との回答でした。

 私は過去3回のトリエンナーレに脈絡を感じられず、永続的な活動のうえのトリエンナーレ開催でないかと思っています。そのような思いの質問のつもりです。第4回目のサポータというより可能な限り永続するサポータとして活動したいと思っています。今までは何もしていませんけど。

 

 横浜トリエンナーレ学校 Vol.2 は 2月20日(土)、16時から18時、ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター にて開催です。す。

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2010年2月 1日 (月)

読書:最近の読書から(2010年2月1日)

1.『35歳を救え』
    NHK「あすの日本」プロジェクト+三菱総合研究所著、阪急コミニケーションズ、1500+税

35_2  2009年5月放映のNHKスペシャル「"35歳"を救え 明日の日本 未来からの提言」を補完します。提言の基礎データ、35歳1万人アンケートの概要が後半120ページほどを占めます。

 なぜ35歳か。団塊世代が引退し、団塊ジュニア世代が企業・経済・産業・社会の中核を担います。日本の将来を左右する世代で最多の人口集団です。

 なぜ救うのか。まとめれば将来に希望が持てないからです。例えば未婚化、雇用問題、小子化など、多くの問題が顕在化しています。

 アンケートを基に「20年後の日本」をシミュレーションすれば、中間層の崩壊が急進することは明白。30代が安定した生活を営めなければ、税収の伸び悩み、福祉コスト増大により日本の衰退を免れません。35歳を救うことは将来の日本を救うことです。
海外を含む事例紹介があり、最後に二つの提言がなされます。

提言1 日本版・積極的雇用政策 ---- (1) 重点分野への就労対策 (2) 革新的な職業訓練の実施 (3) 非正規雇用をどう考えるか (4) 労使協調の新たな場作り
提言2 安心して子を育てるための生活支援策 ---- (1) 子育てコストの社会科 (2) 子ども手当てと給付つき税額控除 (3) 女性の就労支援 (4) 育児所帯向けの住宅政策

 当然の提言です。しかしどこに向けての提言でしょうか。
 大雑把にでも日本が抱える課題を理解したい方、放映をもう少し追求したい方にうってつけです。経過フォローの続編を要望します。

  (2010年2月1日)

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