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2010年2月15日 (月)

音楽:神奈川フィル第260回定期演奏会

  指揮  下野竜也

  独奏  田村響(pf)

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  ラロ   :歌劇「イスの王様」序曲
      ショパン :ピアノ協奏曲第1番
      ショパン :華麗なる円舞曲 第2番(ソリストアンコール)
      矢代秋雄 :交響曲
      矢代秋雄 :交響曲より第2楽章(アンコール)

  会場  横浜みなとみらいホール(2階5列12番)
  公演  2010年2月13日14:00~16:25

 

 ラロ、矢代秋雄は名前こそ知るものの、録音媒体を含めてその作品を意識して聴いたことはありませんでした。初めて聴く曲はなかなか親しみにくいものです。どうなるか、そのような気持ちで会場に向いました。

 しかし、終えてみればとても幸せな気持ちになりました。2009年度定期公演はあと一回を残しますが、私はベストかな、という思いに至りました。プログラムや演奏を総合してコンサートの評価はきまるのでしょうが、結局はどれだけ感動を頂けたかに行き着くように思います。

 

 ラロ、曲名を英語表記すれば「Overture from Opera 'Le Roi d'Ys'」です。椅子ではありません、と下野竜也のインタビューでも言及されています。きらきら輝くような曲で、後半に現われる独奏チェロの旋律も実に美しい。全曲演奏される機会は少ないようですが、序曲を聴くと全曲を聴いてみたいと思いました。

 ショパン、生の演奏を聴くのは初めてのような気がします。田村響を初めて知りましたが20代半ばの若手、大柄で見るからに力強そうな印象。
 独奏が始まるまでのオーケストラの演奏が長いですが、この重厚な出だしは好きです。独奏、思ったとおりに力強い。それだけでなく2楽章は繊細に、フィナーレは軽快に。楽しく聴きましたが、何か一つと言われたら、やはり力強さが魅力でしょうか。。
 ソリストアンコール、易々と弾いているように感じました。これから何回も聴く機会はあるでしょう。次を楽しみに。

 

 矢代、舞台後方にパーカーッション7名、ティンパニーを除いていくつかの楽器を持ち替え。左手にピアノ、チェレスタ2台と思いましたが、1台はジュ・ドゥ・タンブル(鍵盤付きグロッケンシュピール)だそうです。バスフルートと多分バスクラリネットも目に付きました。他にも珍しい楽器があったかも知れませんが、2階後方の席なので良くは見えていません。

 宇宙の神秘あるいは不安を感じさせる弦の弱奏で始まり、一気に引き込まれました。
 ニ楽章はたゆたう弦の響きの上に炸裂するパーカッションが魅力的、パーカッションのための協奏曲の印象です。ティンパニーのリズム、種々の打楽器をつないでいくリズム、何か突き動かされそうな気持ちになりました。パーカッションが鮮やかだと胸がスカッとします。

 現代曲とは言いながら、珍しい楽器を含むものの特殊な奏法は(多分)なく、良く知る交響曲を聴いているような感じです。録音された現代曲はなかなか聴く気にならないのですが、この曲は録音でも充分に鑑賞できると思いました。追ってCDを探しにいきます。

 

 この日の入場者は大まかに6・7割、プログラムで尻込みする方もおられるでしょう。私も定期会員でなければ出かけないでしょう。でもそういうことの無いように定期会員になったのです。それはとても良かったのですが、この日の演奏で特にその印象を強くしました。矢代秋雄も良いし、下野竜也もシャープで良かった。もちろん神フィルも。
 アンコールの用意がなく、第二楽章をアンコールに演奏してくれたのは望外の喜びですが、でも大変だったでしょう。お疲れ様でした。

   (2010年2月15日記)

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