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2010年1月18日 (月)

音楽:神奈川フィル第259回定期演奏会

  指揮  金 聖響

  独唱  澤畑 恵美(S)
      押見 朋子(Ms)
      吉田 浩之(T)
      長谷川 顕(Bs)
  合唱  神奈川フィル合唱団

  演奏  神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  曲目  ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス 二長調」

  会場  横浜みなとみらいホール(2階5列12番)
  公演  2010年1月16日18:00~19:20

 

 オーケストラは対向配置でノンビブラート、バロックティンパニー(?)、パイプオルガン使用。合唱は左からおよそ、女性50名(S)、男性40名(T、Bs)、女性40名(A)の合計130名。

 この曲は、CDで何回か聴いていますが、生で聴くのは初めて。キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス/ベネディクトゥス、アニュス・デイと進みますが、やはり聴くに難しい曲だと思いました。

 難しいと思うのは宗教曲だからではなく、覚えやすい旋律があるわけでなく、淡々と進むからです。まあ淡々と言う形容は不適当だと思いますが、技巧的に尽くされたであろう状態が延々と続くという方が正しいでしょう。まあそのように思う訳です。終演後の(新年)乾杯式でスピーチした演奏者も難曲だというようなことを言ってました。

 

 合唱はほとんど歌いっぱなしの状態ですからなかなか重要です。しかもアマチュアの合唱団、どのくらい練習しているのでしょうか、想像して頭が下がります。ただ、私の席では合唱が独奏、演奏に比して強く聴こえました。それと、高音部が金属的に響く印象がありました。

 独唱も歌う機会は多いです。重唱も多いですからなかなか大変だと思いますが、特に気付いた点はありません。

 演奏は、やはりフルートと独奏ヴァイオリンの下降音型で静かに始まるベネディクトスの印象が強く残ります。第一・第二ヴァイオリンのピチカートのうえで独奏ヴァイオリンが独唱、合唱のオブリガートのように旋律を奏でます。ソロ・コンサートマスターの独奏を始めて聴きました。
 アニュス・デイのティンパニーも印象的でした。全体的に活躍するのですが。

 

 宗教曲は年に数回は聴いているように思いますが、この曲は初めてであると同時にフル・オーケストラによる宗教曲も初めてです。悪い印象を持つことはありませんが、聴く準備をもっとしておくべきだと思いました。
 来シーズンの定期会員も手続きを終えています。少しづつ良い聴き手を目指します。

 今回、リハーサルの初日と3日目を各1.5時間ほど聴く機会を持ちました。興味深いものがありました。これからは機会を探してリハーサルも聴きにいくつもりです。
 なお神奈川フィルのリハーサルは、神奈川アートホールのホームページで日程等確認できます。

   (2010年1月18日記)

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