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2009年12月 6日 (日)

美術:「睡蓮池のほとりにて~モネと須田悦弘、伊藤存~」展

  会場    アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府大山崎町)
  会期    12009年10月28日(水)~2月28日(日)
  休館日   月曜日(祝日の時は翌火曜休)
        年末年始休2009/12/26(土)~1/2(土)
  開館時間  午前10時~午後5時、最終入館は午後4時30分まで
  入場料金  一般:700円
  鑑賞日   2009年11月30日
  公式HP  http://www.asahibeer-oyamazaki.com/index.html

 

 諺に「木に竹を接ぐ」がありますが、木で竹を作るなどは有り得る話でありません。しかし、それを実現してしまったのが須田悦弘、2001年直島スタンダード展における作品でした。以来、須田悦弘は気になる作家です。

 木で作られた作品は写実的です。しかし薄い彩色部分からは木目が見えたりします。掛ける手間隙を想像すれば伝統工芸の職人技とも思えます。写実の向こうに何を見るか、私はまだ判りませんがこれからも注目したい。

 かって須田悦弘は木で睡蓮を作りました。その作品とモネの5点の睡蓮の絵、両者のコラボレーションが今回の企画展です。

 新館は円形で、その壁面にモネの睡蓮の絵が5点展示されています。中央部に「」状の仕切られた空間があり、そこに須田悦弘の睡蓮が展示されています。白い絨毯敷きの中央部に直径1mほどの水面に模した黒い石板(?)、その上に木で作られた睡蓮。靴を脱ぎ、座って間近に鑑賞しました。

 実は2002年に同様の企画展(伊藤存は含まなかった)がありました。その時はモネの睡蓮の絵7点あったと記憶します。そして「」の片側から、須田悦弘の睡蓮越しに、反対側の壁にかかるモネの睡蓮を観るという、実にエキサイティングな光景がありました。

 今回は残念ながら壁しか見えませんでした。壁面がさびしかったので、私の記憶違いで無くモネの絵が2点減ったのだと思います。ちょっとしたことのようですが受ける印象は大きく変わりました。独立した二人の作品展示ではないかと。多少の失望感を味わいました。

 

 本館には河井寬次郎・濱田庄司らの手になる民芸作品多数が展示されています。それらの間に伊藤存の作品が展示されています。民芸と現代美術のコラボレーションです。私の理解不足もありますが、今ひとつ興味を惹きません。民芸という名の芸術作品も未だに興味を惹きません。

 

 鑑賞途中で本館二階バルコニーでコーヒーを飲みながら眺望を楽しみました。写真はモネ「睡蓮」のイメージのお菓子3種、会期中限定です。鑑賞後に庭園散策、少し遅い紅葉を楽しみました。
Img_7550

 
 
 

 

 横浜からは遠い。近ければ季節季節に訪れたい美術館の一つです。

   (2009年12月6日記)

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コメント

初めて大山崎山荘美術館を訪れた時、
こんな所にこんな素敵な美術館があるのかと驚きました。
この企画はすごく惹かれます。
須田悦弘の作品が目に見えるようです。
私も直島でしか観たことがないのですが、
すごい技術ですよね。
ベネッセハウスのコンクリートの壁の隙間から生えている雑草に気付いた時の新鮮な驚きが甦ります。

それにしてもブログの更新がなんと早いこと。
内容も充実していて、
頭が下がります。

投稿: strauss | 2009年12月10日 (木) 00時30分

 ほんとうに素敵な美術館ですね。周囲の環境も良いし、近くに無いのが悔しいくらいです。もともと居住を前提にした建物ですから柔らかな雰囲気が漂よい、それが他の美術館にない雰囲気を漂わせると思っています。

 この企画展は結構刺激的です。本文に書いたように、2002年に比べて何かが足りないとは感じましたが、それでも刺激的です。会期延長のようですから、関西方面に行かれる機会があれば、立ち寄ってみませんか。

投稿: F3 | 2009年12月10日 (木) 11時25分

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