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2009年12月16日 (水)

美術:「束芋 断面の世代」展

  会場    横浜美術館
  会期    2009年12月11日(金)~2010年3月3日(水)
  休館日   木曜日(ただし2月11日は開館)  
        12月29日~1月1日、2月12日
  開館時間  10時~18時(12月25日を除く金曜は20時まで)、入館は閉館の30分前まで
  入場料金  一般:1100円(当日券)
  鑑賞日   2009年12月14・15日
  公式HP  http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2009/exhibition/tabaimo/

 

 ビデオ・インスタレーションを余り好みません。メッセージがなかなか受け止められないこと、時間的に拘束されること、そんな思いが底流にあって余り好みません。

 その中で「束芋」は数少ない例外の一人かもしれません。もちろん、メッセージが容易に受け止められるわけではありません。が、受け止められそうな気にさせてくれます。時間的な拘束はそれほど感じません。と言うわけで、早速14日に出かけました。

 14日は1時間ほどしか余裕が無かったので、改めて細かく観ようと15日も出かけました。しかしTVクルーが入っていて、「束芋」と司会が対話しながら時間を掛けて巡回していました。観ていて構わないとは言われましたが、落ち着かないのでそこそこに出てきました。近所なのでまた散歩途中に寄るつもりです。そのような訳で面白いと感じていますがまだ漠然としています。

 

 タイトルにもなっている「断面の世代」とは、30代半ばを迎える「束芋」の「団塊の世代」に対峙する自らの世代感と世界観を示すキー・コンセプト。具体的には個への執着、小さな差異にスポットライトを当てることのようです

 作品はビデオ・インスタレーション「団地層」「油断髪」「団断」「ちぎれちぎれ」「BLOW」の5点、新聞小説「惡人」の挿絵原画一式です。

 「団地層」は、団地+地層と解釈しました。10号棟の各部屋に押し込まれた家具などは、その部屋の所有者の個性を示します。やがて・・・。

 この作品はエントランスで投影されているので入場料を払わなくても観ることができます(関係者の皆さん、ごめんなさい)。解説にも「断面の世代」の目次的作品とあるように、全体感を把握するための良い作品です。近くに行かれたらちょっと覗きませんか。現代美術に触れる良い機会です。面白そうだと思ったら是非入場して下さいね。

 「BLOW」はまだ首を傾げていますが、他のビデオ・インスタレーションは面白いです。鏡を使用したり、立体的な三次元的なスクリーンに投影したりの工夫があります。

 

 今回が公立美術館における「束芋」の初めての展覧会だそうです。横浜から始まった物事は多いですが、また初物が加わりました。そういえば今春には「金氏徹平」の初めての大規模な個展も開催されました。横浜美術館の企画も、若い作家にも焦点を当てて素晴らしい。閑話休題。

 まだ始まったばかりで会期は充分にあります。本当に、近所に行かれたらエントランスだけでも覗いて下さい。私も改めて感想を書くつもりです。

   (2009年12月16日記)

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