音楽:神奈川フィル第258回定期演奏会
指揮 マルティン・トゥルノフスキ
独奏 フランシス・グトン(チェロ)
演奏 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目 ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
ドボォルザーク チェロ協奏曲
マルティヌー 交響曲第4番
会場 横浜みなとみらいホール(2階5列12番)
公演 2009年11月14日14:00~15:45(途中休憩15分)、入りは6割程
マルティヌーを聴くのは録音を含めても初めてです。指揮者、独奏者、ゲスト・コンサートマスター長原幸太も初めてです。定期会員でなければ会場に足を向けないプログラムですが、広く音楽を聴くとの観点に立てば定期会員になって良かったと思います。選好みせずに何でも聴いてみることも結構大事と思うようになりました。
チェロ協奏曲と言えばドボォルザークのそれが最初に思い浮かびます。要所の印象深い旋律に興趣を感じ、朗々と響かせて欲しい思いがします。
グトンの独奏チェロは少し大人しいように思いました。オーケストラに埋もれて、いまひとつ浮き出てこない思いがしました。録音で聴くような独奏チェロの明瞭さは難しいかも知れませんが、でも協奏曲ですからそれを期待してしまいます。特に独奏チェロは朗々と響かせる、それが始まりでしょう。
マルティヌーは暗譜で指揮されました。編成にピアノが含まれていて、打楽器的に使われているように感じました。不協和音のようなもやもやっとした部分があったりして、現代に近づいている印象を受けました。初めて聴く曲で細かいことまで判りませんが、でも面白い曲と感じました。気が緩むことなく聴きました。名前のみ知る作曲家でしたが、そのうちCDを手に入れて繰り返し聴こうと思いました。新しい発見をしたような感じです。
神フィルの演奏を聴くのは5回目になりますが、本日は少し控えめのように感じました。艶が少し不足していたかな。ドボォルザークもマルティヌーも悪くないと思いますが、過去4回と少し違うような気がします。指揮者、独奏者、コンサートマスタなどとのとの相性もあるのかも知れません。繰り返し聴くのはそういうことが判ってくることかも知れません。
次回の259回定期はベートーベン/ミサ・ソレムニス、来年のことになります。来年も神フィルを聴きます。
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