常識って!?:酒井法子被告の保釈時報道(2009年9月19日)
酒井法子被告が保釈された際の報道は適切であったのでしょうか。
9月17日16時過ぎ、覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された酒井法子被告が保釈されました。たまたまその時間帯に視るともなくテレビを視ていたら、保釈時の様子をライブ中継している放送局がありました。他局も同様かと確認したら、計3局(東京VHF局)でライブ中継していました。
私は酒井法子被告の芸能活動に興味を抱いたことはありません。今回犯した罪はしかるべく裁かれたのちに償われるべきだと思います。付け加えれば円滑に社会復帰して欲しいとも思います。
気になったのはライブ中継までして報道する内容であったかということです。テレビ画面にはその時を待ち受ける多くの報道陣が映り、被告が謝罪の言葉を発した後に乗り込んだ自動車をヘリコプターで追跡して中継していました。
この報道体制は、被告が芸能人であること、夫婦で起訴されたことを加味しても過剰だと思います。芸能人に対しては歌がうまくなった、踊りがうまくなったというような記事がふさわしいでしょうけど、あまり見かけません。それに比してゴシップねた、罪を犯した時の報道は常識はずれと思えるほど過剰です。
報道の自由、表現の自由を否定しません。が、それはもっと大きな何かと対峙するときに言うべきです。罪を犯したとはいえ一芸能人に対して声高に主張できるとは思えません。
この件に限らずそう思うことが多い昨今です。皆さんはどう思いますか。
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コメント
酒井法子に関する報道時間は合わせると、それは長時間だっと思われます。
私はニュース番組でしか見ませんでしたが、
確かに異常ですよね。
有名芸能人は社会に及ぼす影響が大きいとはいえ、報道が一層拍車をかけるように思います。
エキセントリックな扱いですしね。
でもきっとそれは望む視聴者が多いということかもしれません。
職場でもものすごーく詳しい人がいて、皆が目を輝かせて聴いていました。
人の不幸は蜜の味ですね。
投稿: strauss | 2009年9月20日 (日) 12時18分
ヘリコプターまで投入したライブ中継は、電波という公共資源の使いどころをまちがえていると感じました。需要と供給の関係で成り立つというより需要を作り出す、というのが正解なのでしょうね。
電波法は、第1条において「この法律は、電波の公平且つ能率的な利用を確保することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする」と謳っています。アマチュア無線従事者試験のために高校生の時に覚えたものですけれど、違和感を感じることが多いです。
投稿: F3 | 2009年9月20日 (日) 23時14分