路上観察:利賀フェスティバル2009・道中編(往路2日目-2)
郡上八幡から北に向えば、蛭ケ野高原・御母衣・白川郷を経由してかなり早い時間の利賀に到着できます。しかし、進路を北北西に取りました。金沢でもう一泊してから利賀に向います。
九頭竜ダムはロックフィル型ダムで、逆光で不鮮明でしたが積み上げられた岩が迫力あります。真下から見上げればさらに力強く迫ってくることでしょう。
九頭竜線は愛称で正式には越美北線です。九頭竜湖駅は九頭竜湖からは大分離れていましたが、九頭竜線の終点。時刻表には一日五本の電車が記されていました。数少ない電車の出発が見られました。
小京都・越前大野は静かな街です。見所は越前大野城、七間朝市が立つ街並み、そして御清水(おしょうず)を初めとする湧水、朝倉義景墓所、武家屋敷など。昼近くに到着したので七間朝市を観られませんでした。大野城は山の上にあって時間の関係で見上げただけ。
名水百選に選ばれた御清水は別名殿様清水、古くは殿様の用水として利用されていたためだそうです。御清水を使った近所の蕎麦屋さんで蕎麦を頂きましたがなかなか美味でした。
その後で街中を散歩。華々しいものは何もありませんが、ゆっくりした時間の流れが感じられる街です。つい長居してしまいました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが一乗谷朝倉氏遺跡は通り過ぎました。
「雪は天から送られた手紙である」との素敵な言葉を残した中谷宇吉郎、その名を冠した雪の科学館は加賀・片山津温泉の入り口にあります。六角形のとんがり屋根を三つ連ねたその建物は磯崎新の設計になるもの。傍らに大きなポプラの木が何本か植えられているのは北大教授・中谷宇吉郎をしのぶものでしょう。過冷却した水を一瞬で凍らせる、ダイヤモンドダストなどの実験を見せてくれます。時間の関係で映画を見ませんでした。科学的好奇心をくすぐられます。近所だったら何回も出かけたいところです。
この後、小松市立宮本三郎美術館に向ったのですが5分違いで閉館していました。目の前を通っていたのですが気付くのが遅れました。久しぶりの訪問予定でしたが残念。それにしても16時30分の閉館は少し早くありませんか。
このあと金沢に向い、18時過ぎに到着。
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