常識って!? 脳死は人の死か、改正臓器移植法A案成立
国会議員の何人がドナーカードを持つだろうか。プライバシだから強制されて公表すべきとは思っていなかった。
衆議院に続いて参議院も改正臓器移植法A案を可決した。「脳死は人の死」と考える国会議員が多数いた。死生観を変えることに一票を投じた国会議員が多数いたという事実。
現行臓器移植法は1997年10月に施行された。以来、脳死からの臓器提供は81例にとどまるとのこと。この間、「脳死は人の死」との死生観の変化をどれだけ浸透させようとしたか。ほとんどなかったように私は思う。
報道によれば、「改正臓器移植法A案が過半数の支持を集めたのは、衆院解散・総選挙も絡んで政局の流動化が予想されることから、今国会での改正実現を優先する議員心理が働いたものとみられる」との推測もある。事実とすれば許さることでない。
これほどあっさりと、私にはそう見えるが、改正臓器移植法A案が可決されるとは思わなかった。これほど毅然たる結論を導けるならば、公人たる国会議員はドナーカードを持つか否か自ら公表して良いのではないか。自らの確固たる死生観のもとに賛否を示したことの証として。
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