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2009年4月18日 (土)

音楽:松任谷由実「そしてもう一度夢見るだろう」

 毎日のようにJR相模線を眺めながら通勤しています。
 たまに山手のドルフィンの前を通りますが店に入ることはありません。大したことがあったわけではありませんが若き日の一こまが蘇ります。

 松任谷由実が長いこと芸能界に君臨し続ける、その根底にあるのは類稀な才能でしょう。そこには時代を少し先取りする感性のようなものもあるでしょう。しかし先取りが積もり積もって、私のイメージから随分と隔たったようです。私は荒井姓だったころのユーミン(気恥ずかしい思いもしますがこれしか言いようがない)に好感を抱いていました。よって松任谷由美については長いこと薄い関心しかありませんでした。

 3年ぶり、35枚目のアルバム・リリースを知りました。アルバムをダウンロードするにはチャージが不足していたので4曲のみダウンロード、「夜空でつながっている」「Flying Mssenger」「人形姫の夢(Album Version)」「まずはどこへ行こう」です。ふとした思いつきです。

 「ありがとうこんなに さびしい思いがある・・・(空でつながっている)」「いちばん会いたいのは誰 もう会えないときめて・・・(Flying Mssenger)」。

 イントロに昔の面影を感じます。歌詞にも。一度聴いてメロディラインもおよそ把握しました。メロディが途中でジャンプするのも懐かしいです(多いでしょうけど)。最近は複雑な音楽が多いのですが、4曲を聴いた限りでは素朴と言って良い仕上がりになっています。随分新鮮です。近いうちにアルバムを入手しよう。

 少し考えました。松任谷由実が昔に戻ったように思えますが、そうではないだろう。きっと一周遅れの私を追い抜こうとしているのだろう。つかの間の並走かも知れません。また先へ先へと進んでいくのではないかと。

 「そしてもう一度夢見るだろう」、素敵なアルバムタイトルです。「AND I WILL DREAM AGAIN」、カバーは英語表記されています。ニュアンスは同じでしょうか。
 「夢よもう一度」ではなくて、どちらかと言えば「見果てぬ夢」を少しでも手繰り寄せたい。そんな思いを抱きました。身辺、環境が大きく変わろうとしています。

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コメント

若い頃、松任谷由美のライブに行きました。
ちょうど荒井から松任谷に変わった時で、岡山では認知度が低かったためか、ガラガラでした。私もたまたまよく行く喫茶店の人にチケットをあげるから行ってよと頼まれたからでした。なんと贅沢話でしょう。今思えば。
二十代なりたての頃、茅ケ崎に二年ばかり住んでいました。山手のドルフィンは行ってませんが、ゴッデスのオーナーとは顔見知りでした。懐かしく記事を拝読。

投稿: strauss | 2009年4月20日 (月) 22時54分

 茅ヶ崎に住んでいたこともあるのですか。「相模線にゆられて来た 茅ヶ崎までの・・・」 ですね。最近は松任谷由実のチケット入手も大変のようですから、若い頃とはいえ、がらがらのコンサート会場は夢みたいですね。
 残り半分をダウンロードしようと思って、iTunes Card を購入してきました。CD購入はとりあえず延期です。既ダウンロード分を何回か繰り返し聴いていますが、私は気に入っています。

投稿: F3 | 2009年4月21日 (火) 01時06分

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