白想:断頭台への行進
物騒なタイトルですけど「ベルリオーズ・幻想交響曲」中の第4楽章の標題です。
用有りで、散歩がてら横浜駅西口のパソコンショップ・書店・レコード屋(CD屋)を巡りました。「断頭台への行進」をレコード屋で耳にしました。
実験用のパソコンが壊れたので新しいものを購入しようと思いパソコンショップに寄りました。いろいろ知識を深めるために手を加えるためのパソコンで、常用するわけでありません。急ぎ購入する必要もありませんので見当をつけて店を後にしました。詳細な仕様を確認するのはインターネットの方が確実かも知れません。ついでにネットショップで買うことになるかも知れません。
本屋では「いのちなりけり・葉室麟・文芸春秋」「納棺夫日記・青木新門・文春文庫」を購入しました。
「いのちなりけり」はブログ「風の便り・夏」の紹介で興味を抱いたもの。少し読み始めましたけど後を引くので一旦やめます。読みかけがありますのでその後にします。
「納棺夫日記」は今朝(2009年1月18日)の朝日新聞・朝刊の読書・売れてる本欄の紹介。「映画・おくりびと」の発案者にして主演の本木雅弘が読んでいたとのこと。私は15年ほど前の初刊で読みました。文庫になっていることを知り、しかも増補改定版とのことで購入しました。暫くしてから読みます。
ネットショップで本を購入することもありますが、技術書を除けばまだまだ書店で購入する方が圧倒的に多い。品定めする楽しみはなくして欲しくないですね。
レコード屋にいったら、以前から在庫一掃セールをしていましたが棚のCDが大分少なくなりました。どうもクラッシックコーナーをたたむようです。欲しいCDが無いと言うだけでなく、クラシックコーナーの体をなしていませんでした。私の知る限りで、横浜駅周辺に充実したクラシックコーナーを持つレコード屋がなくなりました。ファンが少ないこともありますが、種々のメディア・販売形態ができて成り行かなくなったのでしょうか。これからは東京に出向くか、ネットショップで購入することになりそうです。
流れていた音楽が「断頭台への行進」。単なる偶然、それとも店員さんのブラックユーモア、あるいは惜別の念でしょうか。
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コメント
CDショップで気に行ったクラシックを探すことが難しくなったように思います。
(そんなに頻繁に探しているわけではありませんが)
やはり商売にはならないのでしょうね。
それこそネットで買う人が増えているでしょうし、iTunesで購入する人も多いのでしょう。
「いのちなりけり」の感想を楽しみにしています。この後直木賞受賞作「利休にたずねよ」を読んだので、今となっては「いのちなりけり」の情緒的部分がより鮮明になった気がしました。小説は好きか嫌いかが大きく作用するので、楽しんで頂けることを願っています。お薦めにしちゃったもので。
投稿: straussst | 2009年1月19日 (月) 22時12分
気に入ったCDを探すことも音楽を聴く過程の一部だったように思います。もし、それが肯定できるならば、音楽を聴く楽しみの一部を失うことに繋がるでしょう。一面三分ほどのSP盤から随分遠いところまでたどり着いた気がします。文明批評はいずれまた。
「いのちなりけり」は、Straussさんの紹介もありますけど、剛毅と優雅、それがどのように展開するかも興味がありました。「・・・いのちなりけり」「願わくは・・・」の他にも和歌が出てくるでしょうか。南河内・弘川寺の西行墓に出かけたくなりました。花活けに背丈ほどもある一対の桜の枝が奉られている時期に。
投稿: F3 | 2009年1月20日 (火) 22時17分