美術:さらば、横トリ2008(2008年11月30日)(その2)
30日、最初に日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)に行きました。
とりとめもなく会場を一周しました。この後、オノ・ヨーコのレクチャを聴講しますので、新旧ピースカットを立ち止まって観ました。古い方がやはり新鮮ですね。以前、別の会場で観たことがありますが、その時の方がさらに新鮮に感じました。
勅使河原三郎をもう一度観たいと思いましたが20分待ちだとのこと、後の予定もあるので泣く泣くパスしました。ところがなんということでしょう。一階の食堂で昼食を頼んだらそれ以上に待たされました。
13時から田中泯の小屋の脇で野菜を販売するとのこと、白州で育てたねぎと聖護院大根を購入しました。持ち帰って夕飯の献立の一部になりましたが、大変おいしゅうございました。ただ、気にしないで持ち歩ける方は良いのですが、街中を野菜片手に歩き回るのも何となく腰が引けるのではないかと。気にしないで歩ける例が右端の写真です。妻ですが、右手にねぎを持ち、この格好でミランダジュライを観に行きました。私はオノヨーコの方へ。
15時からオノヨーコのレクチャーでした。入場時に手荷物チェックされ、シリアル番号順に区切って5分単位で入場させられ、しばらくして本人が登場しました。黒っぽいパンタロンスーツに白い帽子。「光の道」と題するDVDを15~20分ぐらい上映し、その後、会場からの質問に答える形式で30分ほど。最後に観客も舞台に上がってのダンスで終わり。メモも取ったのですが、質問形式であまり話が集中していないこと、著作権などもシビアのようですからこの程度で。
「光の道」から第1回横トリの貨車のインスタレーションがイメージされたので、そのことを質問しました。答えは、一回一回異なるので関係ない。あれは「レイ」だからと言っていました。「霊?」、全体的に芸術的というより、ヨーコ教教祖のように感じました。
この後、のびアニキ、新港埠頭、シャボン玉と渡り歩いて私なりの横トリを閉幕しました。黄金町バザールにも回りたかったのですが既に疲れ果てていました。
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コメント
ヨーコ教教祖。
雰囲気が伝わってくるようです。
ピースカットは私にはよくわかりませんでした。
白州へは娘も行っていたことがあるんですよ。野菜は美味しいでしょうね。
最終日、私も行きたかったのですが、どうしても仕上げなければならないものがあり、断念しました。勅使河原三郎、観たかったです。20分待ち?待つ内に入らないような気がしますが……。
投稿: strauss | 2008年12月 5日 (金) 07時32分
教祖で雰囲気が伝わりますか。おさらば教の教祖もいます。頂点を極めるとそのような雰囲気が出てくるのでしょうか。古いほうのピースカット、下着を切られる時の表情が、何ともいえない初々しさを感じさせます。新しいほうとの間にタイムクレバスが?
白州、娘さんも行かれていたんですか。いつも、瞬間的にお目にかかるので、機会あればゆっくりお話を聴きたいですね。その昔、白州フェスティバル?(名前を忘れました)に出かけようと思ったこともありますが、利賀と両方は無理だったので行くことなしに終わりました。田中泯、素顔は精悍だけど普通のおじさん。踊りだすと変わってしまいます。
勅使河原三郎、後の予定がなければ待ったのですが。一度見ているから次はどこかの公演で。と言いながら行きそびれています。どうも、その手が多いですけど。
できれば、自分なりにタイムクレバスをまとめてみようかと思います。が、自宅にいないことが多くて。
投稿: F3 | 2008年12月 6日 (土) 01時03分
私も、田中泯さんの野菜を食べたことがありますよ~。
静岡県袋井市に樂土舎http://www3.tokai.or.jp/rakudosha/という、
地元の若い実業家の方が主催するアートスペースがあって、
ここに毎年、田中泯さんがやって来るんです。野菜もたくさん車に積んで来ます。
今年も9月15日に『場踊り』がありました。
残念ながら今年は行けなかったのですが、昨年そして一昨年と、私も、俄かスタッフとして当日のお手伝いをしました。
公演後、交流会があり、オーナーの奥様の心づくしの料理が並びます。ワインを飲みながら寛ぐ泯さんは、気さくなおじさん。写真もサインも、快く応じてくださいました。
今年は、同行のスタッフが、こんな田中泯見たことないと驚くほどのはしゃぎっぷりだったとか。泯さん、この樂土舎がとてもお気に入りのようです。スペースもさることながら、人が魅力なんでしょうね。
必ず、また来年!と言って帰って行かれるんですよ。
投稿: さらら | 2008年12月 7日 (日) 21時26分
横トリ初日に、田中泯が踊りながら赤レンガ倉庫の方に向っているのに出くわしました。通り過ぎて暫くしてから田中泯だと気づきました。その場で判っていたら、着いていったのですけれどね。
また来年というのは良いですね。一年単位で何かあると、それに向けて地道にやっていけそうな気がします。トリエンナーレも三箇所あれば一年ごとになりますし。って、重なったらしょうがないですけど。
もう来年のことを言っても鬼も笑わないでしょう。利賀フェスティバル、越後妻有トリエンナーレ。夏は忙しそうです。音楽で適当なものがないかと思っています。
投稿: F3 | 2008年12月 8日 (月) 00時02分