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2008年11月 3日 (月)

美術:兵庫県立美術館・ブラジル×日本|旅が結ぶアート

美術:兵庫県立美術館・ブラジル×日本|旅が結ぶアート

  会期   2008年11月1日(土)~12月7日(日)
  開館時間 午前10時~午後6時
       (金・土曜日は夜間開館午後8時まで)
       入場は閉館30分前まで
  休館日  月曜日
       ただし11月3日[月・祝]、24日[月・振休]は開館、
       翌火曜日休館
  入場料金 一般 1000円
  鑑賞日  2008年11月1日
  公式HP http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html

 観終えてはて何だったのだろうと考えました。どの展覧会でそれほど作品理解が進むわけではありませんけど、そういうことでもないのです。この企画展が何を意図しているのか、何を受け止めたら良いか、どうも主題が鮮明にならない感じでした。

 最初の三室を使って、三人のブラジル人作家の作品展示。その後の数室を使って、兵庫のコレクション展、日系ブラジル人画家の作品と続きます。

 私はタイトルに惹かれて足を向けたので、企画意図は認識していませんでした。だから、三人のブラジル人作家の後に兵庫のコレクション展、その最初に「本多錦吉郎:羽衣天女:1890年」が展示されていたので、これは何だと混乱状態に陥いりました。

 と言う訳で、後付ですが関連情報を調べてみました。
 この企画展は、そもそも兵庫県立美術館+オスカー・ニーマイヤー美術館の交流展であること。オスカー・ニーマイヤー美術館推薦の現代美術家三人の作品紹介と、オスカー・ニーマイヤー美術館で開催した「兵庫のコレクション展」の帰国展の趣があること。それで何となく納得。

 

 第一室はジョゼ・アントニオ。布を主体にした小規模インスタレーションと抽象画の構成。最近はインスタレーションの重厚長大化があると思いますが、それと比較すると迫力に欠けます。ただ、布を主体にするのは制作上の制約をかいくぐった結果かも。それでも芸術に立ち向かうということでしょうか。抽象画は印象形成できませんでした。

 第二室はフランシスコ・ファリア。鉛筆による細密ドローイング。部屋が美しいと感じました。くすんだ赤色のボード(?)で壁面を覆い、そのうえに作品が展示されていました。作風は木下晋を思わせますが、タッチはもっと祖で、対象は風景です。恐らく川でしょうが、押し寄せる波を描いた作品が多数。その中で正面壁に一枚展示された作品が素敵でした。似た作品もあるのに、その一枚の波の感じが印象的でした。

 第三室はマゼ・メンデス。抽象画と写真。黒いオルフェが出てきそうな印象の写真。先入観があるからでしょうか、そうではなく、それがブラジルの風土を切り取っているのだと思います。私は写真に限定したもっと多くの作品展示の方が、彼女(女性作家です)の本質をもっと強く受けとめられたような気がしました。

 必ずしもブラジル美術界の動向を表しているわけでないと思います。それでも何となく雰囲気は感じ取れました。これからどんどん発展すると思います。

 

 「兵庫のコレクション展」もこれはこれでおもしろい。が、タイトルが頭にこびりついていたのでぎょっとした訳です。第1章、日本の近代美術・明治から平成へ。第2章、日本の風景画。第3章、日本の前衛・具体美術協会。

 横尾忠則の作品8点、小磯良平の作品4点。具体美術協会に多くのスペースを割いていました。「兵庫のコレクション展」は、兵庫県立美術館のそれでもあるし、兵庫が生んだ作家のそれでもあることが、伝わってきました。

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