白想:広報誌
目に付いた広報誌は、大抵の場合、手にして斜め読み位はします。広報誌といえども定期刊行であれば制作も簡単ではないでしょう。それを斜め読みでは申し訳ない気もします。でも玉石混交、時間の都合もあるのでしかたないですかね。
航空会社の機内誌やJR東海の車内誌は、広報誌というより雑誌です。そういう立派なものもたまに手にしますが、リーフレットと呼べそうな10ページ程度のものも、当然手にします。
先に記事引用したJR九州の広報誌「Please」は、出張の際に新しいものを目にしたら必ず手にします。読んでいると、仕事でなしにゆっくりと九州を旅したい気持ちが溢れてきます。長崎から五島、高千穂。別府アルゲリッチ音楽祭も一度は出かけたい。声高な宣伝はありませんけど、広報誌の役割を充分に果たしています。地域限定で誰でも手に取ることの出来ないのが残念です。
11月に一番興味を惹いた記事はJR東海の車内誌「ひととき」にありました。
連載の個人美術館ものがたり「ベルナール・ビュッフェ美術館」。この美術館は東名高速道路御殿場インターチェンジからさほど遠くない場所にあります。1973年11月開館とのこと、もう35年過ぎたのですね。
当時、ビュッフェの絵が好きでした。黒い線で力強く空間を切り分けていく作風に惹かれていました。マンハッタン(ニューヨークであったか?)、カルメンなど。開館記念で、ダンテの神曲に基づく三枚の連作の展示を観に行ったのが最初で、その後何回か出かけました。ただビュッフェは多作で、どこでも見かけるようになったことからどうでも良いと思うようになりました。
この記事を見て久しぶりに出かけてみようかとの気持ちになりました。ビュッフェ美術館も随分と拡張されているようです。
他にも興味を惹く記事がこの号には多いです。「名作のひととき・三河安城」は人生劇場の舞台、知多半島に短期間住んでいたので行動範囲内でした。「まほろばのひかり・神社の祖型 --- 大神と石上」、山之辺の道を何回も歩きましたね。他にも。
広報誌、これからもお世話になります。
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