路上観察:ごんぎつねの里
彼岸花は良いとして「ごんぎつね」とは。
それは、児童文学者・新美南吉の作品です。一部の小学校教科書に収載されているそうです。
新美南吉は、愛知県知多郡半田町(現愛知県半田市)岩滑(やなべ)に生まれ、29年の短い生涯のうちに多くの児童文学作品を残しました。私は極めて一部しか知りませんけど。
岩滑に「新美南吉記念館」があります。中部国際空港から東に自動車で15分ぐらいの位置と言えば、遠方の方にもだいたいの見当はつくでしょうか。知多半島のど真ん中?
記念館を中心にして新美南吉の生家や養家、「ごんぎつね」の舞台である権現山や矢勝川。のどかな田園風景が広がります。(左から、生家、中央左が権現山、ででむし広場)
矢勝川の土手に200万本の彼岸花。去年は100万本だったようですから、どんと増えました。どんどん増やしているようです(10月4日撮影、赤みは残りますが実際は花を落としているものもあります)。
これは、ある方が汚れていた矢勝川を昔の姿に戻そうと、清掃して彼岸花の球根を植えはじめたのがきっかけのようです。やがてそれが地域の活動に広がり、今年は2回目の秋祭り。
少し前ですが、隣町に二年ほど単身赴任をしていたことがあります。今でも毎週のように出かけます。そのころ、新美南吉記念館は何回か出かけていますが、周囲を散策することはありませんでした。秋祭りのことも聞きませんでした。なかったのですからね。
と言いながら、訪れた時期が1週間ほど遅かったようで、彼岸花はもう終わりでした。聞いた話を総合すると、お彼岸では少し早く、月末では少し遅かったようです。と言うことは、9月25・6日の限られた期間が見頃でしょうか。来年こそは。
それでも多くの方が「ごんぎつねのふるさと」の秋を楽しんでおられました。
| 固定リンク | 0
コメント