音楽:横濱ジャズプロムナード2008(10月11日)
12時開演に間にあうように家を出るつもりが少し遅れました。それなら直行すればよいのに、会場手前の本屋になど寄るから「竹内直(ts)・五十嵐一生(tp)の2ホーン・カルテット:ランドマークホール」は既に佳境。モダンな曲を2曲ほど。
会場を出ると横トリ作品下でピアノ演奏が。Jazzyな演奏ではありませんでしたが、曲もわからず。横目で見ながら次の会場・開港記念会館へ。
「中村誠一(sax)& JAZZ CREW:開港記念会館」を聴きたかったけど満員。会場の扉を開放出来ないかと係員に要望するも要領を得ず。あきらめて次の会場へ。通りすがりの「情文ホール」を覗けばここも満員。今日はお客さんが多いようです。
「モヒカーノ関(p)ラテンジャズ8重奏団:関内ホール大」はラテン。オリジナル曲ばかりのようでしたが、パーカッションも加わって楽しい演奏。ピアノが随分と硬質な音を出しています。1時間の演奏時間はちょっと短いなとの感じました。
お客さんも多いようで席も取れないかと思いましたので、関内ホールに居続けることにしました。
「酒井俊(vo)オーケストラ」の酒井俊は男性名のように思えますが女性。モダンな感じの曲を。「黄金の花(?)、上を向いて歩こう、よいとまけの歌」などが挟まります。一つ一つはおもしろく聴きましたが、1.5時間を通すと単調な印象を受けました。
さて本日のメインである「鈴木章治メモリアル」。会場は満員で立っている人も。これを予想して関内ホールに居続けたのです。各ステージ間は1時間の間がありますけど、セッティングを見聞きしているのも楽しいものです。大物が登場すれば既に拍手。
鈴木章治は1995年没だから今年に何かあるようには思えませんが、とにかくメモリアル。私は直接演奏を聴いたことがありません。しかし、「鈴懸の径」と言えば、ある程度の年配の方なら知っていますよね。
何たってクラリネット。前半を鈴木章治の甥っ子にあたる鈴木直樹。途中で鈴木直樹の父であり鈴木章治の弟である鈴木正男が加わる。後半を北村英二。サイドは秋満義孝(p)、原田イサム(ds)など、ボーカルにペギー葉山。私が良く知るわけではありませんけど、日本ジャズ界を牽引してきた各奏者ですよね。
演奏された曲は「森の小径、鈴懸の径」を含む十数曲。「浜千鳥、見上げてごらん夜の星を」はおやっと思いながらも美しく、「Star Dust、Memory of You、Body and Soul」はこれぞスイングでしょうか。
途中、ペギー葉山が「私のデビューは横浜だった」と言って沸かせます。北村・秋満が「スイングは良いですね。残したいですね」と言って共感を呼びました。古いと言えば古いのですが、それでも良いものは良い。至福の1時間半でした。
12日、2日目。横浜は朝から良い天気です。散歩気分でたまにはジャズでもいかがですか。ランドマークタワー・ドックヤードガーデンや関内ホール前で公開演奏も行われますよ。
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コメント
昨年の記事を思い出しました。
色々あってなかなか横浜へ行けませんでしたが、今日は母のリクエストで三渓園に行きました。
次は一人でゆっくり横トリを楽しみに行きたいと思っています。
三渓園の作品も面白くて楽しませてもらいました。
投稿: strauss | 2008年10月13日 (月) 21時35分
ブラックタイで威儀を正したメンバーの演奏はとても素晴らしかったです。一芸に秀でた人たちが年を重ねると、何ともいえない雰囲気をかもし出すものですね。及ぶべくもありませんが、少しでも近づけたら。さて何に磨きをかけたら良いものか。
横浜へは一回の乗り換えで到着するのではありませんか。秋の夜長は横浜でのライブなど如何でしょうか。
投稿: F3 | 2008年10月16日 (木) 00時50分