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2008年9月26日 (金)

演劇:グヮンバレ利賀フェスティバルあるいは私的回顧(前編)

 利賀フェスティバル2008は「シラノ・ド・ベルジュラック」を最後に幕を下ろしました。私はその1週間前に出かけたので最終日の様子は風の便りで知るだけです。以来、1ヶ月ほどが過ぎました。しかし、もう随分昔のことのように思えます。
 

 コンサート・ゴーアーではありあません。それでも、演劇に通うよりはコンサートに通う方が圧倒的に多かった若き日でした。40歳になって、少しまとめて演劇を観よう、と思ったのが利賀フェスティバルに出かけるきっかけでした。

 それまで演劇界のことは知らないに等しい。しかし、とにかく利賀に行こう。そう思わせたものが何であったか、今となっては記憶が定かでありません。とにかく横浜から利賀に出かけました。

 思い返せば実に大胆、ちょっと無謀。少し他人と異なる、いや大いに異なる私の行動。まだ週休二日など実現していませんでしたから、休暇を二日取得、会社を終えてから夜中に自動車を走らせる二泊半三日の行程でした。

 三公演を観ました。先日も少し触れましたが、「川村毅演出・深浦加奈子主演・第3エロティカのボディウォーズ」が野外劇場で。立錐の余地が無いほどの入りで、最近の満員とは随分違います。野外劇場奥手の池も今より小さく、池の上の花道も一本しかありませんでした。

 当時、白石加代子はSCOT退団直後だったと思います。利賀フェスティバルのピークは少し過ぎていたようです。が、それでもまだまだ元気がありました。

 確か水曜日が休演日でしたが2週間にわたって、毎日2・3演目が上演されていました。能・舞踏・ダンス・音楽と、ジャンルも様々。昼間は秀作映画の上映なども記憶に残ります。

 本部前の広場では、利賀村有志による夜店などが設けられていました。利賀フェスティバルは、利賀村で開催するフェスティバルというより、利賀村全体のフェスティバルという趣を感じたものです。

 芝居が終えて民宿に帰る道すがら、空には降るがごとくに星が輝き、その中を天の川。地面には蛍が乱舞。生粋の横浜っ子には見たことの無い光景が広がっていました。

 帰路、利賀村を出る時は二度と来られないと思いました。あまりにも遠いと。ところが、数年の欠席はありましたが、以来20年以上にわたり夏休みは利賀。なんてこった。
 

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