路上観察:奥日光・戦場ヶ原(2008年8月10日)
めずらしく家族4人揃って2泊の小旅行。皆それぞれが独自に行動しているので、どういう風の吹きまわしだったのでしょうか、結構シュールな感じがしないでもありません。ひょっとして、これが親子揃っての最後の旅行かも知れません。
数十年ぶりに訪れた奥日光は随分と変化しているのでしょうけど、それでもなお豊かな自然が残っています。自然保護の観点でいえば以前よりは徹底しているように感じました。
赤沼を起点に戦場ヶ原から小田代ヶ原に向けて、すなわち東から西に向けて進みます。先ほどまで陽が出ていたのに翳ってしまい、雲も出てきて夕立さえ心配させるような変化。きらきら輝く湿原の姿が見られず少し残念でしたが、それでも奥日光は素晴らしい所だと改めて感じました。
湯川を渡り、道や木道を進みます。戦場ヶ原では笹が密生し、そこに背の高い木が転々としているので視界は開けません。しかし、静寂な雰囲気と緑の匂いがとても心地良い気分にさせてくれます。
小田代が原に至るとまさに湿原、視界が広がります。遥かに日光白根山が雲をかぶっています。遠くに紫っぽい色が広がり、あざみの群生のあることが確認できます。時期は少し遅いのでしょう。間近に咲くあざみのなかにはすでに刈れている株もあります。もう少し早い時期だとさらにきれいだったと思います。
標高千数百mの高原は晩夏というか、初秋というか。暑さの最中の横浜とは違って、すでに季節の移り変わりが感じられました。
二時間ほどのウォーキングでした。時間があれば、切込湖・刈込湖のハイキング、湯元から中禅寺湖畔までのハイキングなどに足を延ばしたかったです。しっかりと歩く支度をしてまた訪れようと思うほど素敵な時間になりました。
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