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2008年6月 4日 (水)

音楽:ベルディ・歌劇「椿姫」

  演出      ペッペ・デ・トマージ
  指揮      大勝秀也

  ヴィオレッタ  出口正子 
  アルフレード  ドミニク・モラレス
  ジェルモン   牧野正人

  合唱      藤原歌劇団合唱部
  バレー     スターダンサーズ・バレー団
  管弦楽     神奈川フィルハーモニー管弦楽団

  美術      フェッルッチョ・ビッラグロッシ

  会場      神奈川県民ホール大ホール(3階8列48番)
  公演      2008年6月1日
  鑑賞      2008年6月1日15時~17時50分(休憩20分×2回)

 第1幕 ヴィオレッタの館の広間  パリの高級娼婦ヴィオレッタ邸の夜会。アルフレードはヴィオレッタに紹介され、皆の勧めで乾杯の音頭をとる。乾杯済んでヴィオレッタは皆を舞踏に誘うが、めまいを覚えその場に残る。アルフレードは愛を告白。胸の椿を渡して再会を許すヴィオレッタ。

 第2幕(第1場) パリ郊外の別荘  二人が別荘で暮らすこと3ヵ月。ヴィオレッタは金策で馬や馬車を売ろうと。気づいたアルフレードは買い戻そうとパリヘ。彼女のもとにアルフレードの父ジェルモンが訪ね、息子との分かれを懇願、ヴィオレッタは身を引く決意。それを知らないアルフレードは復讐を口走しる。

 第2幕(第2場)フローラの館の広間  フローラ邸の夜会。姿を見せたアルフレードは、ドゥフォール男爵に伴われたヴィオレッタを発見。アルフレードは賭けトランプに勝ち、男爵に無礼な態度。ヴィオレッタは立ち去るよう懇願するが、アルフレードは「借りを返す」と札束を投げつける。男爵は決闘を申込む。

 第3幕 ヴィオレッタの寝室  事件から1ヵ月、病気は進む。暗い病室にぎやかな歌声、今日は謝肉祭。真実を知ったアルフレードが戻り、許しを請う。死期を悟ったヴィオレッタは自分の肖像入りのペンダントを渡し、突然立ち上がる。「痛みが消え、生まれ変わる気がする」と歩き出すが倒れて事切れる。

 3階席はほぼ満席、椿姫の人気はさすが。あるいは藤原歌劇団の人気かも知れません。椿姫といえば「乾杯の歌」となりそうですが、拡張高いアリアも多く、さすがヴェルディ。

 それほど聴いているわけではありませんので基準がないのですが私なりの感想を。
 出口正子のヴィオレッタ、素敵でした。堂々とした歌いっぷりで、そして病気が進むにつれてか細くなる。充分に表現されていました。
 ドミニク・モラレスのアルフレードは、少し線が細い印象でした。あるいはテノールという声のせいでしょうか。
 牧野正人のジェルモンは堂々としていて、大変立派でした。大きな拍手も貰っていました。ひょっとして一番出来が良かったのではないかと思います。

 舞台は前方と中間に紗幕が効果的に使われていました。序曲が演奏されるとき、紗幕の向こうでヴィオレッタの臨終の場面、墓前に詣でる人たちの光景が現れて、物語の結末を予告します。しゃれた演出・美術でした。オペラ、いいですね。段々とのめり込む感じがします。

 この公演は1日限りです。もったいないな。

 タンゴの名曲「ヴィオレッタに捧げし歌」を子どもの頃、何となく聞いていました。伯父の趣味がタンゴだったためです。半世紀を経て、ようやく本物を聴く機会が巡ってきました。役に立つことは少ないのですが、少しづつ断片が繋がり始めています。

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コメント

オペラ、久しく聴いてないです。
やっぱり劇場で聴きたいものですが、なかなか手が回りません。
余裕もないのかと、反省したりも。
演奏会が終われば今年前半の大きなイベントが終わるので、じっくり腰を据えて後半の計画を立てるのもいいかと思っています。
「椿姫」いいですよね~生で観たい!

投稿: strauss | 2008年6月 4日 (水) 23時14分

 Straussさん、こんにちは。
 若い頃、少しづつLP(CDではない)を購入して音楽を聴いていた頃、オペラはその対象外でした。それどころかピアノ曲や歌曲も同様でした。
 年を大分重ねてワグナーも、歌曲も、オペラも、ピアノ曲も良いと思うようになりました。恐らく「聴いても判らない」から「少しは判る部分もある」という気持ちの変化があったと思います。
 波があるのではっきりしませんが、最近、オペラに行く機会が増えました。神奈川県民ホールのマチネーなら、昼食を済ませてから出かけようと思いついて間に合います。そして当日入手可能な一番廉価な席、大体5000円~8000円、3階席で充分に堪能しています。いろいろ考えれば贅沢でしょうが、元気を回復出来ると思えば許容できる範囲かと思います。
 オペラも楽しいです。「椿姫」の舞台は初めてですが楽しかった。どこかの海外引越し公演で聴きたい気持ちが少し湧きました。今回の出来が悪いと言うわけではありませんけどね。いずれ、どこかのオペラ公演でお会いできる機会がありますかね。
 

投稿: F3 | 2008年6月 7日 (土) 09時25分

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