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2008年4月 6日 (日)

演劇:チェルフィッチュ「フリータイム」

 作・演出    岡田利規 
 出演      山縣太一、山崎ルキノ、足立智充、
         安藤真理、伊東沙保、南波圭

 会場      北九州芸術劇場小ホール(全自由席、入りは約200席の9分程度)
 鑑賞      2008年4月4日19時00分~20時20分(休憩10分)
 公演      2008年4月5日まで(終了)

 ホール中央にほぼ左右一杯の舞台。そこには、イスとテーブルのセットがいくつか。ただし、床上4・50Cmまで砂で埋め尽くしたと想像して下さい、上部のみが見えます。丸棒を半円形に曲げたイスの背が、何か植物を思わせて美しい。客席は舞台を挟むように設置されています。舞台を挟んで向こう側にも客席があります。

 評判を耳にしてチェルフィッチュを初めて観ました。しかし、少なくとも私との相性は良くありませんでした。拍手する気にもならなかった。

 場面はファミリーレストラン、出勤前の30分間をフリータイムと思う女性客と女性店員、その様子を観察するでもなく観察する男性客2人。役者は6人。どこかで重複がおきています。フリータイムを1時間にしたら、1時間半にしたら。

 この内容で70分ほどの話が構成されます。殆どモノローグ、それが移動していく。発声は現代口語演劇の流れ、言葉は断片化して直ちに言い直すような現代若者言葉。舞台配置上、後ろ向きの発話も多く、よって私には言葉が良く聞き取れません。演技ともいえませんが、動作が言葉を補完するでもなし。部分的に軽い笑いも沸き起こるのですが、私には理解不能。

 言葉が重きをなすのでこのような状況は致命的。途中からマイク使用、良く聞こるようになりますが、その頃には既に私の意気消沈。観客の一人として存在することに疑問を感じました。どのような状況に置いても若い人たちの斬新な試みを否定する気はさらさらありません。しかし、そこに観客の存在する意義は確保して貰いたい。

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コメント

岡田さんの著書が大江健三郎賞を受賞しましたね。(さららさんから聞いてサイトで検索しました)
話題になっている時なので益々有名になりそうな人ですが。
私も森美術館でビデオをちらっと観ましたが、何が面白いのか全くわからず。
わからない自分がいけないのかと思わせられてすごく不愉快……。(一人相撲?)

投稿: strauss | 2008年4月10日 (木) 00時36分

 ざっとネットサーフィン(最近は死語?)してみましたが、大方
の評判は良いようです。しかし、他人は他人、自分は自分。言葉と
身体表現相互の冗長性がなく、表層的な面白みを見出さないと何が
残るかと思いました。
 横浜のユニットなのですよね。何で北九州で観なければならない
のか。また、出かけてみます。次回は異なる面が観られるかもしれ
ません。

投稿: F3 | 2008年4月13日 (日) 00時29分

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