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2008年2月 5日 (火)

随想:古書店

 自宅から数分のところに古書店があります。ある日、通りがかりに気付きました。それほど古くからあったとは思いません。もしそうであれば、もっと早くに気づいていたと思います。店はさほど広くはありません。しかし地下もあるのでそこそこに本はあります。朴訥そうなご主人がカウンターに座っています。

 気づいてすぐに寄り、どんな本を置いているかと確認しました。そして、「馬場光子・走る女」ありますかと確認しましたが、在庫はありませんでした。「馬場さんの本ならどこでもありますよ」って、あまり商売っ気は無いのかも知れません。

 先日、改めてゆっくりと本を眺めてきました。中国物、日本古典などが多いようです。私の他に客はいませんでした。まるで自分の書斎のような感じで、奇妙に静かな時間を過ごしました。30分以上いたと思います。

Photo  「安藤次男・風狂始末-芭蕉連句新釈・筑摩書房」を購入。ご主人も、どのような本を買うか注目しているかも知れませんので、そこそこに格調高い本を選びました。ちょっと格好つけ過ぎでしょうか。

 この本は新刊の時に手に取ったのですが買いそびれたものです。安藤の「芭蕉七部集評釈」を持っていたので、まあ買わなくていいかと思った記憶があります。深い知識が無いので理解がそれほど進むわけではありません。しかし、韻文の詩歌が好きなので、この手の本を少し持っています。

 連句ってご存知ですか。575・77・575・77・・・、と上句と下句を数人の作者(時に一人で)が規定数まで交互に作っていきます。例えば、36まで続けるのを「歌仙」と言います。続ける際に諸規則がありますが、ここでは触れません。

 ところで「花を持たせる」と言いますよね。上句と下句を続けていく途中に「花の座」という場所があります。そこでは花、すなわち桜です、を読み込んだ内容にしなければなりません。そこは一巻のハイライトですから、その日のお客様や長老に譲ります。すなわち、花を持たせる。

 近所の古書店なので、時々、足を向けようかと思っています。

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