路上観察:北九州・小倉年末年始風景
昨日(4日)昼前に小倉を出発、福岡経由で、午後になって横浜の自宅に戻りました。これから数日、遅い正月を味わいます。とはいうものの、息子が仕事先に行くというか、戻るというか、家を離れるので、家族が顔を揃えるのもわずかな時間です。
さて、年末年始、北九州は寒波到来の天気予報でした。年越しに雪がふりましたが、道に積もるほどでもありません。比較的暖かい正月だと思いました。しかし、仕事で工場の土間に立っていると、やはり寒さが沁みてきました。
小倉城付近・紫川沿いのホテルに宿泊しました。異郷の地での年末年始、二度とないと思う(あったら仕事がうまくいっていない?)ので、会社への道すがら、食事の道すがらあちらこちらをスナップショット。
紫側沿いに小倉城・小倉リバーウォーク(北九州芸術劇場)を望みます。
この光景を、もう何十回ともなくみました。新旧の建築物が同居していますが、小倉の観光の中心地、穏やかな空間です。大きな紫川が流れているので広々とした印象を受けます。松本清張記念館は城の左手後方の位置、JR小倉駅は右斜め後方徒歩十数分、JR西小倉駅が右斜め前方徒歩10分程の位置関係になります。
小倉駅前夜景です。年末からイルミネーションで飾られています。
イルミネーションの一つ、天使が向き合ってトロンバを奏でています。思わず「カフカ・失踪者」の一場面を思い出しました。
祇園太鼓で有名な小倉・八坂神社の年始風景(1日AM8時過ぎ)です。年越しに降った雪が屋根を白くしています。人出が少ないのは一旦、人の波が引いたのか、例年通りなのか判りません。些少のお賽銭を入れて拝んできました。願い事は特になし。個人的にはこのままで良し。
「門松や冥土の旅の一里塚」、だんだんとこのような心境が色濃くなってきます。淡々と日々を送れることが出来れば幸いかな。この句の作者は、小西来山(1654~1716)。大阪の談林派の俳人、薬種商に生まれ、は西山宗因(1605~1682)門下となったと知りました。談林派は、芭蕉以前からあって言葉を遊ぶ流派と認識します。いずれ調べて見たい。
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