路上観察:根性ある木
軟弱な路上観察が多いことを反省、これからは積極的に物件を発見するように心がけます。まずは写真ストックを含めて。
街中の緑は心やすらぐものがあります。しかし、人間が生活するうえで、場合によっては邪魔な存在と化してしまうことがあります。その際、木はどうなるか。根こそぎ抜かれてしまえばギブアップです。しかし、中には根性ある木があります。
第一物件は、少し古いのですが、奈良・大安寺付近で発見したものです。
正面から見れば、一見、何の変哲も無いように見えます。しかし、何か不思議な感じがします。横に回れば。
フェンスを飲み込んでしまった木に恐れを感じたか、上部と下部を切りとられてしまいました。それでも木は空中に浮かぶ形で、そこに存在した証を誇示しています。5年ほど前のことなので、その姿を今に残しているかは否かは不明です。
第二物件は、最近、鎌倉・安国論寺付近で発見したものです。
見ればかなりの巨木であったと知れます。その枝は夏ならば大きな緑陰を作ったことでしょう。しかし、大きくなりすぎたのでしょう。上部を伐られてしまいました。ところが木もしたたかです。一旦は屈服した振りをしながら、伐られた跡から小枝を伸ばし始めました。モヒカン刈りのようです。
| 固定リンク | 0
コメント