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2007年9月19日 (水)

随想:文楽・菅原伝授手習鑑のこと

 先の土曜日(15日)、ふらりと国立劇場に行きました。文楽を観たい(聴きたい)と思い立って。チケット入手は困難だとは聞いていました。でも、1枚なら何とかなるだろうとの甘い考えで。

 結局、甘い考えでした。こうなると是非とも観たい。週日なら何とかなりそうですが、今週中は無理。最終日25日に勝負するか。

 文楽はそう数多く観ているわけではありません。せいぜい一桁の後半ぐらい。しかし、結構面白いものだと思っています。関西赴任中に大阪の国立文楽劇場に出かけたのがきっかけでした。最後に観たのも国立文楽劇場ですから、かれこれ5年ほど前のことです。その時の出し物が「菅原伝授手習鑑」。菅丞相を吉田玉男が遣いました。

 讒言で勅勘の身になり帰邸する菅丞相。人形は背中を見せて、人形遣いは正面を向いて。人形の背中からは深い悲しみを、見えないはずの人形遣いからそこはかとない色気を感じました。一芸の極みとは、もっとも魅力的な状態に至ることなのだと思います。当時、吉田玉男は80歳を過ぎていたと記憶します。

 今回の公演は「吉田玉男一周忌追善」、夜の部が菅原伝授手習鑑の初段・二段目です。
 私が観た時は昼夜の通しでしたが、体力・気力が伴わず初段・二段目のみを観ました。今になれば、がんばって通しで観ておくべきだったと。芸は残らないのです、返す返すも残念。

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