利賀フェスティバル2007:番外編(3)
利賀の滞在中、復路に立寄った所をご紹介します。
(5) 南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2007
井波は、和室の欄間彫刻などの木彫を一大産業とする町です。確認できていませんが、3年おきに木彫刻キャンプを開催している筈です。2週間ほどの間に木彫刻作品を公開製作します。利賀に来ると夕方までは特に予定がありません。よって、周辺をドライブ&散歩します。このキャンプには過去数回訪れています。製作者と参観者がコミュニケーションしながら作品が生まれていく過程は素晴らしいです。瑞泉寺や彫刻師の店先を覗くのも興味深いです。山の上に上がれば砺波平野の散居村が眺められます。
(6) 南砺市平村ふれあい温泉センター ゆー楽
日帰り温泉です。芸術村の近所にも日帰り兼宿泊の温泉がありますけど、私が良く行くのがゆー楽です。飛越街道から少し入った小高い位置に施設があります。入湯料500円、広い休憩施設があり、内風呂・露天風呂・サウナがあります。露天風呂から庄川の蛇行と緑の山並みを見ると気分も雄大になります。本でも読みながらゆっくりするのが良いのですが、今年はせわしなかった。欠点は、この地方でおろろ(およよ、ではありません。知る人も少ないかな)と呼ばれるアブの一種が飛来すること。お湯をかけたり、ハエ叩きで防御します。GoogleMAPで”富山県砺波郡平村”を検索して”航空写真”をクリックしてください。雄大な風景が想像できる筈です。
(8) 越後妻有・大地の芸術祭
トリエンナーレ、2006年開催で次回は2009年、その間も今まで製作された作品や小規模な催しが開かれています。書き出したらきりがないので、昨年の私の掲載分を参照願います。今回はほくほく線松代駅周辺の散策だけでしたけど、2000年からの思い出が蘇りました。
(9) 新潟県まつだい芝峠温泉「雲海」
宣伝するつもりはないのですが、露天風呂や部屋から見た景色が見事なものだったので、もし興味がある方はどうぞ、日帰り温泉もあります。多分、北に視界が開けているのですが、正面に谷川岳、山並みの右手のほうに苗場山。日帰り客が帰った後の露天風呂は貸しきり状態。翌日の雲海は少し薄かったですけど美しかった。何回か宿泊すればもっと見事な雲海が見られそうです。2009年のトリエンナーレの宿泊はここに決定です。
(10) トミオカホワイト美術館
間近に八海山を望む稲穂の波の中に美術館があります。冬は、それこそホワイトな世界になるでしょう。富岡惣一郎の絵を意識して見るのは初めてです。CGで言えば二値化、すなわち白と黒で表現された絵は強烈でした。当日は、「黒との対決」と言うテーマで、木下晋の絵が展示されていました。木下晋は、鉛筆デッサンだけで人の心に大きな衝撃を与える作風です。越後ごぜ歌の最後の一人“小林ハル”をモデルにしたデッサンは、直島スタンダード展(1回目)の
際、古い民家に展示されていて衝撃を受けました。それ以来の再開です。同じ作品ではないと思いますが。美術館に寄ることが目的でしたが、良い企画展に出会えて幸せでした。
| 固定リンク | 0
コメント