« 利賀フェスティバル2007・番外編(1) | トップページ | 利賀フェスティバル2007:番外編(3) »

2007年9月 9日 (日)

利賀フェスティバル2007・番外編(2)

 利賀の往路に立寄った所をご紹介します。

(1) サントリ白州蒸留所

 正午前、昼食兼見学で立ち寄りました。緑に囲まれた素敵な環境です。ウィスキーの熟成には豊かな自然が欠かせないそうです。人間だって同じはずですけど。案内嬢の張りのある声に、ひょっとして俳優さん、などと思ったりして。PRの一環ではありますが、相当の経費がかかっているだろうと思います。お客様は大切にしなければならないことはわかっていても、なかなかできることではありません。

(2) 安曇野ちひろ美術館

2  ちひろの絵は多くの方から愛されているようです。私は特に好悪の感情は持っていません。ただ、立地を含めて素晴らしい美術館と読んだり聞いたりしていました。そこで、今回の立寄り先に加えまました。うわさにたがわず素晴らしい自然、建築、庭園でした。美術館と観光が混在しているような雰囲気です。でも、参観者が増えることは良いことですから。このような美術館で刺激的な企画展を見てみたいものです。

(3) 飛騨高山・宮川朝市

 多くの観光客より一足早い行動開始だったようです。朝市を覗きながら、人気の少ない街中を一時間ほど散歩、清清しい気分になりました。家並みが低く、大きな空を眺めながら歩ける町は、それだけで気持ちがやわらぎます。

(4) 金沢21世紀美術館

4a  最近は金沢と言えば21世紀美術館です。兼六園も兎辰山も形無し。それほど素晴らしい美術館だということです。「グレイソン・ペリー展」は壷に刺激的な絵を描いた作品が主体ですけど、何だかわからず。「パッションコンプレックス」はアメリカ・バッファローにあるオルブライト=ノックス美術館の収蔵作品から15人の作家を紹介。3m弱の円形の器に砂を満たし、4b その表面を半分がぎざぎざの、半分が平らなブラシが回転して、砂に同心円の模様を描き、直ちに平らにしていく。モナ・ハトゥム《+と-》に興味を抱きました。
 館の周囲が朝顔で囲まれていましたけど時期が遅かった、盛期は見事だったでしょうね。タレルの部屋、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》は、行く度に多くの人を惹きつけています。

(7) 南砺市福光町棟方志功記念館 愛染苑

7  版画家・棟方志功は、昭和21年から6年間、富山県福光町(現南砺市)に疎開しました。この地を足がかりにして世界の棟方に飛躍していきました。記念館と住居が公開されています。住居のいたるところに描きつけられた絵に、棟方の旺盛な創作意欲が感じられます。10回以上訪れています。昔は事務室でお茶をご馳走になりながら、元教育長だったという館長さんとおしゃべりをしたものです。前回掲載の順番を間違い、この位置が正しい。掲載写真は昨年のものです。

| |

« 利賀フェスティバル2007・番外編(1) | トップページ | 利賀フェスティバル2007:番外編(3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 利賀フェスティバル2007・番外編(2):

» 「我が文明:グレイソン・ペリ-」「パッション・コンプレックス」(金沢21世紀美術館) [I my me gallery blog]
 先月25日に金沢21世紀美術館で「我が文明:グレイソン・ペリ-」「パッション・コンプレックス:オルブライト=ノックス美術館コレクションより」展を鑑賞しました。諸事情により大変遅くなり、一度は書くのをやめようと思っていましたが、記録のために感想を書きます。  「我が文明:グレイソン・ペリ-」はすでに終了しています。「パッション・コンプレックス」は11月11日(日)まで開催中です。いま詳しい内容や批評を読みたくないという人はここから下は読まないでください。 ------------... [続きを読む]

受信: 2007年9月12日 (水) 22時47分

« 利賀フェスティバル2007・番外編(1) | トップページ | 利賀フェスティバル2007:番外編(3) »