利賀フェスティバル2007・番外編(2)
利賀の往路に立寄った所をご紹介します。
(1) サントリ白州蒸留所
正午前、昼食兼見学で立ち寄りました。緑に囲まれた素敵な環境です。ウィスキーの熟成には豊かな自然が欠かせないそうです。人間だって同じはずですけど。案内嬢の張りのある声に、ひょっとして俳優さん、などと思ったりして。PRの一環ではありますが、相当の経費がかかっているだろうと思います。お客様は大切にしなければならないことはわかっていても、なかなかできることではありません。
(2) 安曇野ちひろ美術館
ちひろの絵は多くの方から愛されているようです。私は特に好悪の感情は持っていません。ただ、立地を含めて素晴らしい美術館と読んだり聞いたりしていました。そこで、今回の立寄り先に加えまました。うわさにたがわず素晴らしい自然、建築、庭園でした。美術館と観光が混在しているような雰囲気です。でも、参観者が増えることは良いことですから。このような美術館で刺激的な企画展を見てみたいものです。
(3) 飛騨高山・宮川朝市
多くの観光客より一足早い行動開始だったようです。朝市を覗きながら、人気の少ない街中を一時間ほど散歩、清清しい気分になりました。家並みが低く、大きな空を眺めながら歩ける町は、それだけで気持ちがやわらぎます。
(4) 金沢21世紀美術館
最近は金沢と言えば21世紀美術館です。兼六園も兎辰山も形無し。それほど素晴らしい美術館だということです。「グレイソン・ペリー展」は壷に刺激的な絵を描いた作品が主体ですけど、何だかわからず。「パッションコンプレックス」はアメリカ・バッファローにあるオルブライト=ノックス美術館の収蔵作品から15人の作家を紹介。3m弱の円形の器に砂を満たし、
その表面を半分がぎざぎざの、半分が平らなブラシが回転して、砂に同心円の模様を描き、直ちに平らにしていく。モナ・ハトゥム《+と-》に興味を抱きました。
館の周囲が朝顔で囲まれていましたけど時期が遅かった、盛期は見事だったでしょうね。タレルの部屋、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》は、行く度に多くの人を惹きつけています。
(7) 南砺市福光町棟方志功記念館 愛染苑
版画家・棟方志功は、昭和21年から6年間、富山県福光町(現南砺市)に疎開しました。この地を足がかりにして世界の棟方に飛躍していきました。記念館と住居が公開されています。住居のいたるところに描きつけられた絵に、棟方の旺盛な創作意欲が感じられます。10回以上訪れています。昔は事務室でお茶をご馳走になりながら、元教育長だったという館長さんとおしゃべりをしたものです。前回掲載の順番を間違い、この位置が正しい。掲載写真は昨年のものです。
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