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2007年5月13日 (日)

「かきつばた」のこと

90515_21_1  来週火曜日、5月15日は京都・葵祭の日です。一度だけ、鴨川堤を静々と進む姿を見ただけで多くは知りません。しかし、祇園祭を動とすれば葵祭は静、薫風の中を通り過ぎていく行列は風雅そのものでした。行列は京都御所を出発して上加茂神社に至ります。

  上加茂神社の隣に大田神社があります。私の中では、大田神社と言えばかきつばたです。神社の入り口にある湿地に自生のかきつばた群落が90515_26 あります。心してかきつばたを見たのは初めてでした。既に8年ほど前のことですが、そのあでやかさは今も強く記憶に残ります。ベストショットを掲載しておきます。

 愛知県刈谷市小堤西池の自生のかきつばた群落も見事でした。野球場が3つ4つ、あるいはもう少し広いかも知れません。その広い範囲がかきつばたで埋まります。少し離れてはいますが、民家も見えて、自動車も走っています。その中にあって自生のかきつばたが残っていることが、不思議な気もしました。写真を探したのですが、どうもファイルをつぶしてしまったようで掲載できません。ショック。

 さて、かきつばたと言えば三河八橋も思い浮かびます。
 名鉄・三河八橋駅の近くの八橋山無量寿寺には業平旧跡があります。かきつばた苑もあって、3万本ほどのかきつばたが栽培されています。小堤西池から南へ10Kmほどの位置関係になります。

 『・・・ 三河の国、八橋といふ所に至りぬ。 ・・・ その沢にかきつばたいとおもしろく咲きたり。それを見て、ある人のいはく、「かきつばたといふ五文字を句の上にすうて、旅の心をよめ。」と言ひければ、よめる。 
  唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ
とよめりければ、みな人、乾飯の上に涙落として、ほとびにけり。(伊勢物語・九段・東下り)』

 これから暫くがかきつばたの季節です。見に行く機会ができると良いと思っているのですが、花の命は短くて。

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