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2007年4月15日 (日)

直島・地中美術館のこと

 大いなる期待を抱いて直島を訪問したのは既に一月前のことです。目的は、「NAOSHIMA STANDARD 2」展と地中美術館の参観、前々回の訪問で知り合ったSさんと再開することでした。

1  直島の最南端の小高い場所、立体式塩田跡の地下に建設された地中美術館は、完成後に埋め戻されたので今は概観を見ることができません。2003年の直島訪問時、地中美術館は建設中でした。写真の右側、クレーンのあるところが建設中の地中美術館です。

2  今回訪問の帰路、フェリーボートから地中美術館を撮影しました。写真の左側、かすかに見える建屋が地中美術館のはずです。右側の建屋がミュージアム(兼宿泊棟)、その左上の建屋がオーバル(宿泊棟)。ミュージアム後方の丘を下ったところにビーチとパーク(いずれも宿泊棟)。一帯の海岸は専用ビーチです。直島の南側はベネッセの空間、美術のエリアになっています。

 さて、地中美術館ですが、ちょっと変わった美術館です。というのも、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、この3人の作品を恒久展示しているからです。しかも、各々の作品が一室の展示空間を占有しています。というより展示空間が作品の一部を構成しています。ゆえに、建築家・安藤忠雄を加えた4人の作品が展示されていることになります。

 再びさてですが、地中美術館はなんだか堅苦しいな、というのが素直な感想です。監視員(多くはボランティアのようです)に見守られながら作品を鑑賞しているような気分です。人数制限しながらより良く鑑賞してもらおうとの配慮だとは思いますが、もう少しさりげなく案内して貰えると良いです。鑑賞料2000円も相対的に高いと思います。まあ、直島まで出かける費用に比べたら無視できるのですが。

 モネは好きです。大きな四角い部屋の正面に2mH×3mWの2枚組みの睡蓮、圧倒される思いがします。左右および後方に4枚が展示されています。でも、この空間はどうも落ち着きません。動線が不明確なせいでしょうか。一層、寝転がって一時間でも、二時間でも観てたい思いがしました。でも、待っている人がいるから。

3  ウォルター・デ・マリアは、重厚な空間を醸し出していますが、明確な思いは形成できていません。天井から差し込む光の変化を感じながら、日がな一日、この空間に身をさらしたら何かを感じるかも知れません。でも、屋外に展示されている直島の風景を写しこんだ作品のほうに、私は愛着を抱きます。

 ジェームズ・タレルは、既に多くの作品を鑑賞しました。よって新鮮な思いは抱きませんでした。
 ナイトプログラムも鑑賞しました。ブランケットと椅子の背中部分の暖房で寒さしのぎながら小一時間、夜空を観ていました。直島でも、降るような星空を眺めることはできません。そういうことを感じさせることに意義があるかも知れません。

 多くは書きませんが、何とかSさんにも会えました。直島訪問の目的達成です。
 心残りは、金座の予約が取れず鑑賞できなかったこと、蔡国強「文化大混浴」の予約を取っていたのにあまりの寒さのためキャンセルしてしまったことです。貯金がたまったら、また出かけようと思います。

 

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