NAOSHIMA STANDARD 2展のこと(その1)
瀬戸内海に浮かぶ小島「直島」に行ってきました。「NAOSHIMA STANDARD 2」および地中美術館の鑑賞、それと少しの休養を兼ねて。
直島は、一部の方にとっては憧れの場所のようですけど、興味ない方には皆目わからないでしょう。廃棄物不法投棄問題で有名になってしまった豊島、その西側に位置する島です。行政的には香川県に属します。岡山県玉野市の宇野港からフェリーボートで20分、香川県の松山港からフェリーボートで一時間ほどの距離に位置します。
「NAOSHIMA STANDARD 2」とは、直島を舞台として2001年に開催された「THE STANDARD」展の第2弾です。「THE STANDARD」展は一度限りのイベントかと思っていましたが、昨年の越後妻有トリエンナーレに出かけた際に「NAOSHIMA STANDARD 2」の開催を知りました。まだ見ぬ地中美術館の鑑賞と併せて出かけようと、心待ちにしていました。
「NAOSHIMA STANDARD 2」が何かについては、「直島スタンダード2 」、「NAOSHIMA STANDARD 2 への道」の両サイトを参照いただくのが最も理解が進むと思います。
大竹伸朗「はいしゃ」は元歯医者の建屋を切り刻んだ(?)インスタレーションで、いかにも大竹らしい出来栄えです。「大竹伸朗 全景 1955-2006展」 で出逢った「自由の女神」がでんと収まっていました。直島町役場からほど近く、島の東西を結ぶ主要道路脇、ここに廃屋があるということは。
三宅信太郎「魚島潮坂蛸峠」は元床屋の建屋を使用したインスタレーションで、愛くるしい小蛸と親分風の大蛸が興味を惹きます。部屋を半分
に仕切った壁面の絵、背後の部屋にある4枚の絵。心温まる仕上がりで
すが、思わず金子みすゞの「大漁」という詩が頭に浮かびました。
続く(予定)
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