« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月

2007年2月24日 (土)

梅を見に行きませんか・田浦梅林(神奈川県横須賀市)

 今週初めの日曜日(2月18日)、三浦半島唯一の梅の名所と言われる田浦梅林に行きました。花は五分咲き程度でしたから、今日・明日(24/25日)あるいは3月初めあたりが見ごろのように思います。今日は天気も良いようですから、ふらっと出かけてみませんか。横浜は多少風が強いですけど。

 田浦梅林はJR横須賀線田浦駅あるいは京浜急行田浦駅から徒歩です。
 私は京浜急行田浦駅を起点にしました。駅に案内図が置いてありました(多分、梅の期間中)ので1部頂きました。案内図が無くとも迷うようなことがないほど道筋は簡単ですが。

 駅前の国道を横須賀方面(改札口を出て右手)に20分ほど歩いてからわき道に曲がり、なお10分ほど進むと梅林に至ります。近づくと旗が立っているのですぐわかります。梅林は小さな丘陵の東向き斜面に位置しますが、平地から急に立ち上がっているので、息を切らして登ります。

 紅梅・白梅の梅林のさらに上側は芝生広場になっています。小さい子供さんの遊び場にうってつけ、アスレチック施設もありました。芝生広場の一角に展望塔があります。金沢八景島から横須賀方面への視界が開けます。天気が良ければ横浜ランドマークタワー、房総半島も望めるようです。

 私はそのまま山中に進み、逗子までハイキングをしました。三浦半島の山々は標高200m程度ですが、結構山深い感じがします。ほとんど人と出会わないまま森戸川上流に至り、川に沿って下って京浜急行逗子駅に出ました。

 3年前も同じ時期に同じコースを歩いています。梅見だけではもったいないので。
 もしハイキングするならそれなりの支度をして下さい。歩きやすい靴、水、多少の食料。コース案内は要所にありますが知らない地名が多いので、コース全体を事前にしっかり把握しておくようにして下さい。地図、コンパスがあればさらに良いと思います。

 参考:週末ウォーキング
     田浦梅林の案内

| | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年2月13日 (火)

身体表現のこと

 身体表現の意味するところは広範ですが、ここではコンテンポラリ・ダンスで括れるほどの範囲を指します。2月になって今年初めて舞台公演に接しました。が、なんと週初めと週末にこのジャンルの2公演を鑑賞しました。私なりの感想を。

山海塾「金柑少年」
2007年2月4日14:00~
北九州芸術劇場中ホール

 舞踏の意味を探ることなどあきらめていました。過去の経験から、その難解な行為に再挑戦する気持ちなど微塵もありませんでした。ただ身体表現の推移を凝視する、それだけのことだったのですが。

 涙が滲んできました。
 4つの独舞と3つの群舞が交互に繰り返される、その3つ目の独舞「豆太郎」の後半あたりからでした。二頭身(体を屈めて)の豆太郎がぎこちなく執拗に舞台を歩き回った挙句に数十センチの段上より顔から落ちる。その衝撃でメタモルフォーゼしてドレス姿(黒一色で言葉から想像するようなきれいなものではない)に。もはやいびつな豆太郎ではなく、狂乱したように踊る聖徒。三拍子のリズムに乗って無限に続くかと思える踊り。圧倒される。

 4つ目の独舞「金属製の飛鳥」。
 魚の尻尾が無数に貼り付けられたホリゾント。中央にある数mほどの間隙。その下部は紺で上部の黒に連続的に変化。真っ赤な逆三角の吊物に白塗りの舞踏手が逆さづり。初めは身を屈めていたが、やがて力尽きたか、胸の前で手を合わせる。真っ赤な逆三角形は体を貫く矢か。その前の6人の緩やかな舞は生贄のための鎮魂。終焉。
 何の終焉、過ぎにし春か。懐かしさが込み上げる。

 何を考えるつもりもなかったのですが、それでも伝わってくるこの感動は何。

日仏共同制作プロジェクト“「愛しあう[FAIRE L’AMOUR]」
2007年2月10日19:00~
横浜赤レンガ倉庫1号館

 横浜ダンスコレクションR の最後を飾る舞台。
 出演は音楽家・俳優・ダンサー各1名。音楽家と俳優はフランス人男性、ダンサーは日本人女性。

 俳優の語り、当然フランス語でスクリーンに日本語訳。ストーリーをまとめれば「愛しあっていた二人が別れるきっかけを日本旅行に求め、最後に愛し合って分かれた。男に多少の未練が残った。」でしょうか。

 身体・映像・音楽・言葉のコラボレーションと最近の流行は抑えています。しかし言葉で物語が進んでしまったので、私の想像性を促す要素はほとんどありませんでした。横浜ダンスコレクションということで、私はもっとダンスによる表現を期待していたのですが、ダンスはお印程度。

 案内に「日仏共同制作第一作「Line」、第二作「Focus」が大好評だったフランス人演出家ヴェロニク・ケイが身体・映像・音楽・言葉をもちいて、斬新に視覚化。激しくとも美しい愛の世界を描きだす。」とあります。が、私は二度と見ないぞと思って帰路に着きました。

 見られた方、いらっしゃいますか。私の感性は少数派、少数派ではなくて個人的。

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »