富士をあなたに
暮れの29日、道の駅「富士」の裏手で撮影した富士山です。午後2時過ぎで多少モヤがかかっていましたが、強い風のせいもあってか美しい姿を見せていました。200mmの望遠レンズに付け替えて上半分を切り取って見ました。
「遠つあふみ大河(たいが)ながるる国なかば菜の花さきぬ富士をあなたに」
与謝野晶子の歌、高校生の時に習って40有余年覚えています。前後が何であったかまったく記憶がありません。それほどこの一首の印象が強烈だったのだと思います。
「遠つあふみ」は浜名湖の古称、「大河」は天竜川、難しい言葉もなく、頭の中に春の風景が思い浮かんできます。旅の途中のこの一幅の絵をあなたに届けたい、の意味でしょうか。
菜の花は今しばらく待たなければなりませんが、富士の姿だけでも先にお届けします。すべての皆様にとって良い一年となりますよう祈念いたします。
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