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2006年12月24日 (日)

和布刈神社あるいは和布刈神事のこと

Img_0677s  早鞆の瀬戸とも言われる関門海峡の潮流は早く、海の中に河が流れているようでした。流れに逆行する船は停まったように、順行する船は飛ぶがごとく進んでいて潮流の速さが実感できました。

 「和布刈」と書いて「めかり」と読みます。関門海峡の九州側にある和布刈神社は、古社ながら社殿は小さなものでした。社前から視線を上方にやれば関門橋が見えます。見下ろしても関門海底トンネルは見えませんが、社殿の後方数十mのところにトンネルへ降りるエレベータがありました。

 出張帰りの飛行機搭乗の都合で多少の時間の余裕がありました。門司港駅から30分ほどの距離でしたから、一度は訪ねてみたいと思っていた和布刈神社まで散歩しました。

Img_0684s 横浜生まれで横浜育ちの私が、なぜ門司にある神社を知っていたか。それはこの神社で催される和布刈神事が、松本清張の推理小説「時間の習俗」のアリバイ作りに使われていたからです。

 旧暦大晦日の深夜から元旦にかけての干潮時に、3人の神官が厳寒の海に入り、岩についたワカメを刈り取って神前に供えるのが和布刈神事。

Img_0721s 社前から10段ほどの石段で海に降りられます。降りても海で遊べるような場所はなく、干潮時に猫の額ほどの岩場が現れるような感じでした。写真の石の燈篭は海べりから数mの距離にありますが、行った時は海の中でした。その岩場で神事が行われるものと思われます。様子は門司港駅前にある像でうかがい知ることができます。

 文藝春秋版松本清張全集第一巻は「点と線」と「時間の習俗」の組み合わせでした。読んでから数十年過ぎてストーリーは忘れてしまいましたけど、強く印象に残った和布刈神事。とりあえずはどのような場所で行われるかが判りました。次は神事を見たい気持ちもあります。思っていれば、いずれまた機会が来るように思います。

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