お酉さんのこと
三の酉まである年は火事が多いとか。今年は三の酉まであるので、より防火に注意しましょう。今年の酉の日は、11月の4日、16日、28日です。残すは28日の三の酉のみ。
お酉さんは、商売繁盛・開運招福のご利益があると言われることは承知しています。が、そもそもの始まりは何だったのでしょう。あるHPには「江戸時代から行われているお祭りで、発祥の地は東京・足立区にある鷲大明神(大鷲神社)。もともとは地元の農民が収穫を感謝する収穫祭として始まった酉の市ですが、露店などが立ち並び、次第に大勢の人々で賑わうお祭りへと変化していきました。」とあります。私は最後の部分しか認識していませんでした。
自宅から最も近いお酉さんは横浜真金町の大鷲神社です。一の酉に出かけたときに案内を良く見たらご祭神は金刀比羅様でした。落語家の桂歌丸さんがこの界隈にお住まいだとか。昼間でかけたので人出はそれほどでもありませんでした。しかし、縁起物の大きな熊手には売約済みの札が沢山下がっていました。何十万円もするようです。私は小さな熊手を手にしてつつがない生活を願うことにしました。
ところで、お酉さんは関東周辺だけの祭事のようですが、どなたかくわしいことをご存知ですか。関西で7年余過ごして気付いたのは、お酉さんはなくて1月9・10・11日の恵比寿さんが商売繁盛の祭事だということでした。横浜では恵比寿さんの話題を聞いたことはありません。
今、名古屋で半分生活していますが、お酉さんも恵比寿さんの話題も聴きませんが、単に私が知らないだけでしょうか。狭い日本でも、結構、様子が違うものですね。
もう一つところで。お酉さんの熊手は、手のひらに例えると内側に飾り物が付いているのですが、恵比寿さんの熊手は外側に飾り物が付いています。初めて見たときびっくりしました。もっとも、恵比寿さんは笹に縁起物を飾るのが本来の姿のようです。
積極的に調べることもないのですが、毎年、少しづつ判ってくるのもそれなりに楽しいものです。
ご参考:浅草・酉の市 http://www.torinoichi.jp/
横浜の祭り http://www5e.biglobe.ne.jp/~ydagame/index.html
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