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2006年10月21日 (土)

横浜美術館「アイドル!」展のこと

 一週間前の日経新聞に、主要公立美術館を格付けする「美術館の実力調査」の結果が、2ページにわたって掲載されていました。その中で、横浜美術館は総合で最高ランクの「AAA」の評価を得ていました。調査3部門の各々は、地域貢献力1位、学芸・企画力6位、運営力9位です。

 何でも評価すれば良いとも思いませんが、ある尺度で計ったらこのような結果が得られたということで、関係者はそれなりの達成感を抱いているかと思います。私は勝手に、横浜美術館をマイ・ミュウジアムと思っているので、その恩恵に属していることを有難く思います。

 さて、話を主題に進めます。
 今、横浜美術館の企画展は「アイドル!」、2008年1月8日まで。案内チラシはサトエリの上半身写真ですから、およそ美術館らしくない企画であることはそれだけでわかります。でも、美術館らしいって何でしょうか、言っている自分が良くわからないのですけど。

 既知の作者は草間弥生と篠山紀信のみ。

 何で草間弥生かと。が、「現代美術界でもっとも影響力のある草間の存在を、現代美術のイコンあるいはアイドルとしてとらえる」とのこと、納得できます。映像作品中の草間は、黒地に赤の水玉の衣装でアイデンティティを主張します。ハイビジョンの映像はあまりにも鮮明で、まるでそこに草間がいるようです。映像中の自作詩の朗読は、多少耳の遠くなった私にはぼそぼそ聞こえて認識困難。それでも一瞬にして草間の世界に引きずり込んでしまうところが凄い。

 篠山紀信は、TV番組「NHK特集 山口百恵 激写/篠山紀信」を上映。多くの人が長いすに座って鑑賞していました。他に、雑誌BLTおよび明星の表紙を引き伸ばして、ピンクレディ(当時)などの代表的なアイドルの移り変わりを見せています。

 他の作者は未知でした。映像あり、コミックあり、ゲームありで、楽しいです。一つ一つをよく見るというより全体的な雰囲気が楽しくて目から星が出そう。見終わったら周りがピンク色に染まります。

 関係者には叱られるかも知れないけど、美術館なんて改まった気持ちで出かけるような所では無いと思います。企画展「アイドル!」は、「そうは言うものの」と思うような方の垣根を低くする意図を含むように思います。日ごろ美術館に疎遠な人も、この際、足をむけませんか。

 改まった気持ちで美術館に出かけなくても、良い作品に出逢えば自然と心改まります。心改まる作品が良い作品だと私は思います。

 11月3日は横浜美術館の満17歳の誕生日、「当日、入館料は“無料”です。ぜひ、来て! 観て! 楽しんで! いってください。」ってHPの隅のほうに書いてあります。

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芸能人だって人間なんだ!!いろいろあって当たり前じゃん!!最新の芸能裏事情をお伝えします。 [続きを読む]

受信: 2006年10月25日 (水) 15時56分

» 日経新聞が公立美術館を格付け [Beautiful Noise]
 すでにお読みになった方もいるでしょうが、昨日(10月14日)の日経新聞朝刊の1面の『横浜美術館など最高ランク6館』の記事。これは日経新聞が主な公立美術館134館を対象に「美術館の実力調査」を行い、格付けをしたもの。日経本紙が、美術館を対象にこんなことをするなんてちょっと意外です。記事は1面と記事中32、33面の見開き、そして最終面の文化面をさいての大特集です。  調査は、美術館への郵送での調査票送付と、美術評論家、利用者を対象にした調査を加味し、 1.展覧会収蔵品の充実度を示す学芸、企画力 ... [続きを読む]

受信: 2006年10月25日 (水) 19時02分

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