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2006年9月 3日 (日)

続々・大地の芸術祭のこと

Tumari7  「霧島健二:「記憶-記録」足滝の人びと」は、過疎化の進むこの集落で生活している約40人の人がたを、鉄板切抜きで製作した作品で、信濃川の土手に並べられています。40人といえば、10~20家族に相当すると思います。昔、どのくらいの人たちが住んでいたか知る由もありませんが、その数だけで過疎化の進行を感じられます。

 新聞やTVで伝えられる過疎化を、文字や言葉で理解しています。しかし、私の場合、それを実感するのは「大地の芸術祭」や前掲の「利賀フェスティバル」です。初めは楽しみで出かけたのですが、回を重ねるに従って都会と地方、集中と過疎、あるいは開発という名目の環境破壊、などの課題を、遅ればせながら実感できるようになりました。この後、何らかの行動につながれば良いと思いますが、そう簡単でないことも充分承知しています。

Tumari6 「原すがね:弾/彼岸の家」は、ポリティカルな思想を前面に出した作品ですが、声高に思想を表出しているわけではありません。瞬間的に思い出したのは「戦争は命かけても阻むべし 妻母おみな牢に満つるとも 石井百代」でした。
 作品は、足滝集落の元集会場の一階を使っています。交差する紐は、古着を赤く染め、引き裂いて紐状になったもの。天井から交差する紐の先端には釘の束が結ばれています。床の間には祝出征の幟が。足滝集落の女性たちとの共同作業だそうで、女性=母性ならではの願いが込められた作品になっていると感じました。

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