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2006年9月 5日 (火)

続々々・大地の芸術祭のこと

Tumari8 「刀禰尚子+飯島敦義:田園の枯山水」は、今回観た作品のうちで最も心やすらぐものでした。たわわに実った水田の真ん中に、ガラスに畳み模様を付けた4畳半の空間を出現させました。ガラスを透かして足下に稲穂が見えるし、もちろん周囲も稲穂の波で、豊葦原の瑞穂の国、などの言葉が思い出されます。稲の匂いも薫ってつかの間の休憩です。越後妻有は日本の穀倉地帯であることを改めて印象付けてくれます。水もうまいので当然うまい日本酒も。

Tumari9  「カアリナ・カイコネン:明日に架ける橋のように」は、此岸と彼岸に張り渡されたワイヤーロープに、この地域の住人の要らなくなった衣服をつるした物。手前のほうにくすんだ色合いの、やがて明るい色合いに替わり、遠ざかるにつれ無彩色の衣服に変化していきます。意図は明白で、作品も川をまたぐ150mほどもある壮大なものです。しかし、「大地の芸術際」において衣服は重要なアイタムになっています。よって、此の場所ではこうなるであろうと、意外性に乏しいと感じました。

Tumari7_1  「前田光彦:光の巣」は、数本の木の5m高あたりにテーブルをつくり、そこから数m高いところに鳥の巣を逆さにしたようなドームを作っています。ドームは竹を密集させて作られています。うすくらい内部から竹を通して周囲の緑や空が万華鏡のように見えます。腰ベルトに転落防止のロープを繋いで、一人づつ登っては覗く、参加型の作品です。

 この作品の前で、群馬のSさんに偶然お会いしました。Sさんとは、利賀フェスティバルの宿泊先を同じにし、夜中までお酒を飲みながらお話をする関係です。私が利賀行をサボってたりしていて、2000年を最後にお会いする機会が無かったのですが、こんな場所でお会いするとは。来年、利賀での再開を約束してあっさりと次の行動に移りました。

 まだまだ話は尽きませんが、このあたりで「大地の芸術祭」については終息いたします。何か質問でもありましたらコメント願います。

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