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2006年8月16日 (水)

利賀フェスティバル2006のこと

 何回かに分けて書くつもりです。まずは出し物の紹介など。

 演出家の鈴木忠志が、前進である早稲田小劇場の活動拠点を利賀に移して今年で30年。多分ローカルの新聞社やTV局だと思いますが、数社が取材に来ていました。ただし祝賀気分は皆無、少なくとも私が通いだしてからの17・8年の間で観客はもっとも少なかったと思います。民宿のご主人の話もお客は半減だといっていました。18・9日に盛り返すことを祈るばかりです。

 さて、私は11、12の二日間で次の五演目を鑑賞しました。()内は参加集団の所属国です。ちなみに、来週はロシアと日本による演目が上演されます。

 11日 1. さまよえる魂(トルコ)     利賀山房   18時開演   
     2. エウリュディケの嘆き(トルコ) 野外劇場   20時半開演
 12日 3. 人と犬(中国)         新利賀山房  16時開演   
     4. 廃車長屋の異人さん(日本)   特設野外劇場 20時開演   
     5. カチカチ山・花火版(日本)   野外劇場   21時半開演

 会場について説明しておきます。
 利賀山房、新利賀山房は、合掌作りの劇場です。どこからか移設した本物の合掌作りの建屋内を改造して舞台が設けてあります。両山房は多少キャパシティが異なりますが、基本的に同じ構造です。
 舞台はどうなっているか気になると思いますが、合掌屋根の片側に相当する床部分が舞台、残る半分が客席です。4段ほどの低い段差をつけた階段状になっています。履物を脱いで室内に入ることになります。

 特設野外劇場は、劇場群の中央にある空き地に廃車20台ほどを立体的に積み重ねた舞台と建築資材でくみ上げた特設の観客席で出来上がっています。原形をとどめる廃車もありますし、一部を切り取ったようなものもあります。少し離れて真横から見ると、平たくしたV字状になっていると思います。片側が舞台で片側が客席です。
 私の記憶では、野外特設ステージで上演された演目は3回目です。

 野外劇場は利賀フェスティバルのメイン会場です。すり鉢を半分に割った形状の観客席の中央に舞台のある、ギリシャ風の劇場です。舞台の後方に池が、舞台から池の上を通って闇に消えていく左右の花道があります。数百M後方の山がホリゾントとなって、照明で浮かび上がれば実に幻想的な光景が出現します。
 野外劇場のキャパシティは800名ぐらいだと思います。全国から来た観客で立錐の余地の無いほど埋まった時が暫くありました。今年は半分程度の入りでしょう。膝摺りあう状態に比べれば観るのに楽ですが、反面、寂しさも漂います。

Yagai_1 ちなみに劇場群の設計は建築家の磯崎新。水戸芸術館や静岡芸術劇場なども磯崎新の手になるものです。時々、利賀で見かけます。

 写真は、野外劇場の後方から観客席を望んだところ。舞台上で「エウリュディケの嘆き」の仕込み中です。後方の青い屋根が利賀山房のエントランス、合掌作りの劇場はその左手に位置します。

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